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【上場廃止】NTTドコモによる住信SBIネット銀行株のTOB成立
- お知らせ
- (2026年8月3日追記)住信SBIネット銀行は、ドコモSMTBネット銀行に社名変更しました。
NTTドコモが、住信SBIネット銀行(7163)に対するTOB(株式公開買付)を実施し、1株当たり4,900円で株式を取得すると発表しました。2025年5月28日終値3,285円を基準にすると、プレミアムは49.16%です。
今回のTOBでは、住信SBIネット銀行が所有する自己株式、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが所有する不応募合意株式を除く全株式の取得が予定されています。
なお、住信SBIネット銀行のTOBの公開買付代理人は大和証券です。住信SBIネット銀行の株を保有していてTOBに参加したい方は、口座開設しておきましょう。
住信SBIネット銀行のTOB【公開買付価格・期間・応募方法など】
NTTドコモの住信SBIネット銀行に対するTOBの概要を、下の表に整理しました。
| 公開買付者 | NTTドコモ |
|---|---|
| 被買収企業 | 住信SBIネット銀行(7163) |
| 公開買付価格 | 4,900円※1 |
| プレミアム | 49.16%※2 |
| 公開買付期間 | 2025年5月30日(金)~7月10日(木) |
| 買付株数 | 47,674,496株 |
| 買付予定株数の下限 | - |
| 買付予定株数の上限 | - |
| 公開買付代理人 | 大和証券 |
| 公開買付復代理人 | - |
| 上場 | 廃止 |
| 目的 | NTTドコモが銀行業に参入し、決済・投資・融資・保険サービスを ワンストップで提供するため |
※1 普通株式1株あたりの買付価格です。
※2 2025年5月28日終値に対して、何%の上乗せがあったかを表しています。
NTTドコモが住信SBIネット銀行を買収する理由
NTTドコモは、銀行業に参入して決済・投資・融資・保険サービスをワンストップ提供するため、住信SBIネット銀行(7163)の買収を決めました。
日本の通信キャリアでは、通信と金融の融合が進められています。ソフトバンクはPayPay銀行、KDDIはauじぶん銀行、楽天グループは楽天銀行を持っており、金融サービスと携帯電話料金プランを組み合わせて独自の経済圏を築いています。
この中でNTTドコモは出遅れており、前田社長は「2024年度中に銀行業へ参入したい」との方針を打ち出していました。
| NTTドコモ | ソフトバンク | KDDI | 楽天グループ | |
|---|---|---|---|---|
| 傘下のネット銀行 | 住信SBI ネット銀行※1 |
PayPay銀行 | auじぶん銀行 | 楽天銀行 |
| 傘下のネット証券 | マネックス証券 | PayPay証券 | 三菱UFJ eスマート証券 |
楽天証券 |
※1 2025年5月29日時点では保有していません。
今回、住信SBI銀行を買収することにより、大手通信キャリアが金融やポイントの経済圏を柱とした「スマートライフ事業」に注力する計画のようです。独自の経済圏を築くことにより、顧客をつなぎ止め、顧客1人あたりの収益を高めることができるとみられます。
マネックス証券との連携については、今後詳細を検討するとのことです。TOBの資料には、「預金残高に応じてお得になる新たなロイヤリティプログラムの設定などを検討している」と書かれていました。詳しい情報が発表され次第、当サイトでお知らせします。
住信SBIネット銀行の事業内容
住信SBIネット銀行は、AIを活用した住宅ローン融資に強みを持つ大手ネット銀行です。2025年5月末現在、デジタルバンク事業とBaaS(Banking as a Service)事業、THEMIX事業の3つを展開しています。
| 事業名 | 事業内容 |
|---|---|
| デジタルバンク事業 | モバイルアプリ・インターネットを使った預金業務・貸出業務などの銀行業務を提供 |
| BaaS事業 | 銀行の機能やサービスを、提携先企業に提供する事業 |
| THEMIX事業 | データマーケティングや広告などの非金融業務を展開 |
特に、BaaSは注目度が高い事業です。銀行の機能やサービスを提携先企業に提供しており、提携先企業はそれを自社のサービスと組み合わせて、自社の顧客に提供できます。
住信SBIネット銀行では、日本航空(JAL)や百貨店の高島屋などに銀行機能・サービスを提供しています。例えば、JALの場合は“マイルがたまる銀行サービス”として、住信SBIネット銀行の機能やサービスを組み込んだ「JALマイレージバンク会員向けの銀行サービス」を提供中です。
出典:日本航空 | JAL NEOBANK
住信SBIネット銀行の株式を保有している場合はどうすれば良い?
NTTドコモによる住信SBIネット銀行のTOBは「全株式取得」です。住信SBIネット銀行の株式を保有している方は、下の画像の「全部買付の場合」に書かれているように「①市場で売る」、もしくは「②指定の証券会社で申し込む」のどちらかを選択することになります。

それでは、どちらを選べば良いのでしょうか。いますぐに利益確定したい方は「①市場で売る」を、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」を選ぶのがおすすめです。その理由をかんたんに説明しますね。
いますぐに利益確定したい方
いますぐに利益確定したい方は「①市場で売る」がおすすめです。
TOBが発表された後、その株式の市場価格は市場売買を通じて、公開買付価格付近まで上昇します。公開買付価格ぴったりでは売れませんが、売却ボタンを押すだけで手続きが完了するので、特別な手続きは不要です。手間をかけずに利益確定できます。
指定の証券会社で申し込む場合は、申込手続きが必要です。現金化までに時間がかかるので注意しましょう。
公開買付価格ぴったりで売りたい方
一方で、公開買付価格ぴったりで売りたい方は「②指定の証券会社で申し込む」がおすすめです。
指定の証券会社で申し込んだ場合、保有する株式を公開買付価格で買い取ってもらえます。市場で売る場合には、公開買付価格ぴったりでは売れず、それよりも少し安い価格で取引することになります。
TOBのプレミアムをまるっと受け取りたい場合は、市場では売らず、TOBに申し込みましょう。申込は、次に紹介する指定の証券会社でおこなってください。
住信SBIネット銀行の公開買付代理人・復代理人はどこの証券会社?
住信SBIネット銀行のTOBに応募する場合、指定の証券会社で申し込む必要があります。指定の証券会社のうち、公開買付者から業務・権限を委託された証券会社を「公開買付代理人」、公開買付代理人の業務を請け負う証券会社を「公開買付復代理人」と呼びます。
| 公開買付代理人 | 大和証券 |
|---|---|
| 公開買付復代理人 | - |
住信SBIネット銀行の株式を保有している方で、市場で売却せずTOBへの応募を考えている方は、大和証券に口座開設して株式を移管する必要があります。
住信SBIネット銀行のTOBに応募する方法
続いて、TOBに応募する方法を説明します。3つの手順で応募可能です。
住信SBIネット銀行のTOBに応募する方法
- 大和証券に口座開設する
- 大和証券に株式移管する
- TOBに申し込む
それぞれ説明しますね。
① 大和証券に口座開設する
大和証券の口座を持っていない方は、口座開設しましょう。
② 大和証券に株式移管する
住信SBIネット銀行のTOBに応募するためには、大和証券の口座に、住信SBIネット銀行の株式を入れておかなければなりません。
ほかの証券会社の口座で株式を持っている方は、株式移管の手続きが必要です。株式移管の方法については、大和証券にお問合せください。
③ TOBに申し込む
大和証券にログインして、TOBに申し込みましょう。具体的なTOBの応募方法については、大和証券のQ&Aページや、問い合わせフォームから確認してください。






