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LINE証券でつみたてNISAがスタート!積立投資におすすめの銘柄も紹介

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2023年11月30日

注意

2023年6月12日、LINE証券は証券事業から撤退すると発表しました。口座開設の申し込み受付は速やかに終了し、取引機能も順次縮小して2024年中には終了する予定です。詳しくは「LINE証券(ライン証券)は撤退後どうなる?移管手数料や、SBI証券や楽天証券に移管すべきか解説」の記事で解説しています。

LINE証券が2022年2月8日、つみたてNISAをスタートしました。厳選された投資信託9銘柄が対象で、積立にLINE Pay・LINEポイントを使えるのが特徴です。

LINE証券では「つみたて投資」という投資信託の定期買付サービスを展開していますが、NISA・つみたてNISAに非対応なのが大きなネックでした。そのため、LINE証券でつみたてNISAが開始されたのはうれしいニュースです。

このコラムでは、LINE証券のつみたてNISAについて詳しく解説します。LINE証券の積立投資を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

LINE証券のつみたてNISAがスタート!

LINE証券は2022年2月8日につみたてNISAをスタートしました。毎月1,000円から積立できるので、投資初心者の方でも気軽にはじめることができます。

受け取ったLINEポイントは、投資信託の買付金額に充当できるので、LINE証券でつみたてNISAをはじめたい方は、お早めに口座開設しておきましょう。

つみたてNISAとは、「毎年40万円まで」、「期間20年」の非課税投資枠が設けられた制度のことです。本来、株や投資信託で値上がり益や配当金などの利益を出すと、約20%の所得税を支払う必要があります。つみたてNISAの非課税枠内で取引すれば、いくら利益を出しても課税されません

例えば、投資信託で100万円の利益を出したら、支払う所得税は約20万円です。

NISA口座で非課税になる利益

つみたてNISA口座であれば、利益100万円を全額受け取れます

では、LINE証券のつみたてNISAにはどのような特徴があるのでしょうか。チェックしておきたいポイントは次の3つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

LINE Payを使って積立できる

LINE Pay

(出典:LINE Pay

LINE証券のつみたてNISAでは、LINEが運営しているスマホ決済サービス「LINE Pay」を連携させて積立投資をおこないます。LINE Pay残高や、LINE Payに登録している銀行口座から直接引き落としがされるので、入金の手間がなく便利です。

LINE Payには、本人確認を完了していない「LINE Cash」と本人確認が完了している「LINE Money」の2つのアカウントがありますが、「LINE Money」のアカウントが必要です。LINE証券でつみたてNISAをはじめる場合は、LINE Payで本人確認をしておきましょう。

LINEポイントを1ポイント=1円として積立投資に使える

LINE Pay

(出典:LINE Pay

LINE証券のつみたてNISAでは、LINE PayやLINE関連サービスを利用して貯まったLINEポイントを、1ポイント=1円として積立に使えます。

LINEポイントは、LINE Payの支払いにLINEクレカを使うと貯まりやすいです。還元率はなんと2%と極めて高還元なので、LINE証券でつみたてNISAをはじめる方は、LINEクレカを使ってLINEポイントを貯めると、お得に効率良く積立投資ができます。

低コストで人気の投資信託が9銘柄に厳選されている

LINE証券のつみたてNISAで投資できる銘柄は、次の9銘柄に厳選されています。

銘柄名 概要
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) S&P500指数の値動きに連動する投資成果を目指すインデックスファンド
野村スリーゼロ先進国株式投信 日本を除く先進国株に分散投資できる、信託報酬が無料のインデックスファンド
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 先進国の株にまとめて分散投資できるインデックスファンド
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 全世界の株にまとめて分散投資できるインデックスファンド
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 日本を含めた世界の株やREIT、債券など8資産へリスクを分散して投資できるインデックスファンド
コモンズ30ファンド 世界で成長し続けられる、日本のグローバル企業30社に対して投資し、高い運用リターンを目指すアクティブファンド
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 東証株価指数(TOPIX)に連動する投資成果を目指して運用するインデックスファンド
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス インドや中国などこれからの経済成長に期待できる新興国の株式投資できるインデックスファンド
ひふみプラス 日本や世界の成長企業を、独自の情報をもとに見つけて投資し「守りながら増やす」運用に挑戦するアクティブファンド

※ 2030年12月31日まで

大手ネット証券の中には170銘柄程度取り扱っている証券会社もありますが、どれを選べばいいかわからないという声も少なくありません。LINE証券ではあらかじめ9銘柄に厳選されているので、選びやすいですね。

いずれも低コストで、リスク分散やパフォーマンスの高さに優れている優良ファンドですが、特におすすめなのは「野村スリーゼロ先進国株式投信」です。

信託報酬が2030年12月31日までの期間であれば無料で、2031年1月1日からも0.11%とかなり低コストで運用できます。指数に連動するインデックスファンドは、低コストなほど利益も増えるので、信託報酬の低さが重要です。

これまでは野村證券でしか取り扱いがありませんでしたが、LINE証券でも購入できるようになったので、LINE証券でつみたてNISAをはじめる方は投資対象のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

また、当サイトが「つみたてNISAのおすすめ銘柄を6つ厳選【2024年版】」でもおすすめしている、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」、「ひふみプラス」の3銘柄もおすすめです。

LINE証券の「一般NISA」はいつから?

LINE証券では、一般NISAの開始時期について何も発表されていないので、いつ開始されるかはわかりません。

つみたてNISAではなく一般NISAを利用したい方は、「NISA口座を作るのにおすすめの証券会社」を参考に、ほかの証券会社を探してみてください。

まとめ

LINE証券でつみたてNISAがスタートしました。LINE PayやLINEポイントを使って積立投資ができたり、信託報酬が無料の「野村スリーゼロ先進国株式投信」を購入できたり、ほかのネット証券にはない魅力があるので、まだつみたてNISA口座を作っていない方は、LINE証券も検討してみてはいかがでしょうか。

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会検定会員補を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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