SBI証券がIPO主幹事になった時の結果を検証

これまでにもお話しましたが、大手証券会社が軸となる時のIPO配分は、主にお得意さま(資産家、取引が活発なお客など)へ流れていってしまいます。(これを裁量配分といいます)これは、値上がり益が期待できるIPOを証券会社のお得意様に配分することにより、さらによい関係を築くためにおこなわれます。

…ということは、(資産家でない…)私たちがIPOに当選しやすくなるのは、完全抽選(人の思惑が入っていない公平な抽選)がメインのネット証券が主幹事になった場合、もしくは、主幹事とまで行かないにしても割り当てが多い場合になってきます。

そこで、このページでは、ネット証券の中でも割り当ての多いSBI証券が主幹事で上場した企業(過去3年分)をまとめて、その傾向と対策を考えてみました。今後のIPO投資の参考になればと思います。

<表の見方>

【会社名について】
・会社名をクリックするとグループサイト「やさしいIPO株のはじめ方」の企業情報ページへ移動します。

【利益について】
・ここで言う“利益”とは、IPO当選時に初値で売った時の利益を指します(利益=初値-公募価格)。
・株式IPOは原則「100株単位」なので、利益は1単位(100株)を売った時の金額です。

2020年 SBI証券が主幹事のIPO[15社]

上場日 会社名 公募価格 初値 上昇率 利益
12/25 ファンペップ 650円 715円 10.0% 0.65万円
12/23 交換できるくん 2,050円 4,615円 125.1% 25.65万円
12/22 ウェルスナビ 1,150円 1,725円 50.0% 5.75万円
12/22 Kaizen Platform 1,150円 1,170円 1.7% 0.2万円
12/17 かっこ 2,020円 7,890円 290.6% 58.7万円
11/27 クリーマ 3,570円 4,850円 35.9% 12.8万円
11/25 MIT ホールディングス 690円 3,590円 420.3% 29万円
10/2 タスキ 670円 5,060円 655.2% 43.9万円
9/24 まぐまぐ 810円 3,400円 319.8% 25.9万円
9/24 グラフィコ 4,090円 9,560円 133.7% 54.7万円
8/25 インターファクトリー 960円 5,080円 429.2% 41.2万円
7/7 Branding Engineer 490円 2,920円 495.9% 24.3万円
3/31 Macbee Planet 1,830円 2,348円 28.3% 5.18万円
3/26 サイバーセキュリティクラウド 4,500円 9,210円 104.7% 47.1万円
3/26 アディッシュ 1,230円 2,101円 70.8% 8.71万円

2019年 SBI証券が主幹事のIPO[7社]

上場日 会社名 公募価格 初値 上昇率 利益
12/18 BuySell
Technologies
1,930円 3,720円 92.7% 17.9万円
10/25 BASE 1,300円 1,210円 -6.9% -0.9万円
10/8 AI CROSS 1,090円 1,800円 65.1% 7.1万円
6/25 インフォネット 1,490円 3,430円 130.2% 19.4万円
6/21 ブランディング
テクノロジー
1,740円 4,825円 177.3% 30.9万円
5/30 バルテス 660円 1,820円 175.8% 11.6万円
3/19 ミンカブ・ジ・
インフォノイド
1,050円 1,400円 33.3% 3.5万円

2018年 SBI証券が主幹事のIPO[11社]

上場日 会社名 公募価格 初値 上昇率 利益
12/25 リンク 3,580円 7,620円 112.8% 40.4万円
12/19 ソフトバンク 1,500円 1,463円 -2.5% -0.4万円
12/11 ピアラ 2,550円 5,030円 97.3% 24.8万円
10/30 VALUENEX 1,840円 4,300円 133.7% 24.6万円
9/13 マリオン 2,380円 3,800円 59.7% 14.2万円
7/26 エクスモーション 3,340円 5,000円 49.7% 16.6万円
7/25 GA technologies 2,510円 5,780円 130.3% 32.7万円
6/27 エーアイ 1,000円 3,500円 250% 25万円
6/22 ライトアップ 2,820円 3,725円 108.8% 9万円
4/27 エヌリンクス 1,810円 3,780円 32.1% 19.7万円
3/19 RPAホールディングス 3,570円 14,280円 300% 107.1万円

2017年 SBI証券が主幹事のIPO[8社]

上場日 会社名 公募価格 初値 上昇率 利益
12/19 みらいワークス 1,840円 6,080円 230.4% 42.4万円
12/15 イオレ 1,890円 5,100円 169.8% 32.1万円
6/20 ディーエム
ソリューションズ
2,500円 7,100円 184% 46万円
6/15 ビーブレイク
システムズ
1,670円 7,700円 361.1% 60.3万円
4/25 アセンテック 2,000円 5,950円 197.5% 39.5万円
3/31 ネットマーケティング 1,140円 1,552円 36.1% 4.1万円
3/28 No.1 1,570円 3,460円 120.4% 18.9万円
3/28 ピーバンドットコム 1,650円 3,530円 113.9% 18.8万円

…見てのとおりで、公募価格に対する初値の値上がり率は相当高いです。SBI証券が主幹事として頑張っていることがよくわかりますね。まず口座開設して、押さえておきたい証券会社です。

しかし、SBI証券が主幹事を取る割合は、2020年ではIPO上場企業93社中の15社(約16%)と、全体で見ると少ないですから、SMBC日興証券岡三オンライン証券マネックス証券などのIPO取り扱い数が多い証券会社でフォローする必要があります。コツコツ応募して当選を目指しましょう!

やさしいIPO株のはじめ方」という、IPOに特化したグループサイトを開設しました!IPO初心者向けのサイトで、申し込みの仕方や当選のコツなどを詳しく紹介しています。やり方がわからない方、なかなか当選しない方へ、ちょっとしたヒントになればいいなと思います!


【2020年ネット証券主幹事ランキング】
・1位 SMBC日興証券 16社(ネット証券ではないが、当選に期待できる!)
・2位 SBI証券 15社