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マネックス証券はやばい?潰れる?やめた・危ないと言われる悪い評判や将来性はあるのか解説

やさしい株のはじめ方編集部担当:やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2024年4月11日

マネックス証券は、口座開設数が259万2024年4月現在)と多く、投資をはじめたばかりの初心者の方から、ベテラン投資家の方まで、幅広い投資家から支持を集めている証券会社です。

しかし、マネックス証券には「危険」、「潰れる」、「やめた」など、悪い評判が付けられてしまうことも。人気の証券会社なのに、なぜこのような悪評が付けられてしまうのでしょうか?このコラムでは、マネックス証券に悪い評判が付く理由を紹介します。

マネックス証券の魅力も厳選してご紹介するので、口座開設を考えている方はぜひ参考にしてください。

マネックス証券は危険?やめた・危ないと言われる悪い評判

マネックス証券は、「危険」と言われてしまうような証券会社ではありません。しかし、サービス面・機能面で使いにくい部分があるため、悪い評判が付いているのも事実です。

マネックス証券が「危険」と言われてしまう理由や、マネックス証券の利用をやめてしまった理由を紹介します。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

そもそもネット証券には一定の危険が伴う

マネックス証券をはじめとするネット証券は、申込みや取引がPC・スマホだけで完結し、手数料も店舗型の証券会社に比べて大幅に安いので、多くの投資家が活用しています。

しかし、注文ミスの可能性、ここぞというときのシステムメンテナンス、通信環境の良し悪し、セキュリティ上のリスクなどの危険があるのも事実です。マネックス証券に限らず、ネット証券ならではの危険・リスクを把握したうえで、証券会社を選びましょう。

為替両替に時間がかかる

マネックス証券は米国株投資のサービスが充実している証券会社ですが、為替両替に時間がかかるデメリットがあります。それが理由で、マネックス証券の利用をやめた方がいるようです。

マネックス証券は、米国株の買い注文をするために米ドルを準備するにも、売り注文をしてから出金して米ドルを円に戻すにも、3つのステップが必要です。

マネックス証券で米国株投資をする入金から取引までの流れ

(出典:マネックス証券

さらに、両替をする場合は受付時間が決まっているので、実際に取引を開始したり、出金したりするまでに何日もかかってしまう場合があります。詳しい受付時間は細かく指定されているので、マネックス証券公式サイトの「米国株の入出金」のページをご確認ください。

米国株投資において、入出金をスピーディーにできる証券会社を求めている方は、マネックス証券の入出金のシステムは煩わしく感じてしまうかもしれません。

国内株の売買手数料が高い

マネックス証券は、国内株の売買手数料が、現物・信用どちらもやや高いので、別の証券会社に乗り換えた方もいるようです。

しかし、マネックス証券は2022年3月22日から現物取引手数料の引き下げを実施し、最低手数料が110円(税込)→55円(税込)に下がりました。ほかの証券会社と比較しても、業界最低水準であることがわかります。

手数料比較

(出典:マネックス証券

したがって、国内現物株の取引をする方は、手数料の高さを気にする必要はなくなりました。

ただし、一日定額手数料コースや信用取引の手数料がやや割高である状況は変わりません。ご自分の投資対象や目的に応じて、うまくマネックス証券を活用してみてください。一日定額や信用取引の手数料については、下記記事で詳しく紹介しています。

マネックス証券が潰れると資産はどうなる?

証券会社が潰れると、自分の資産がどうなってしまうのか不安な方もいるようです。

大手ネット証券が潰れることは想像しにくいですが、「潰れない」と言い切ることはできません。万が一潰れてしまった場合、自分の資金がどうなるのか把握しておくことは大切です。

結論からお伝えすると、マネックス証券が潰れても、自分の資金は全額返還されます。「顧客から預かっている資産と、証券会社自身が持っている資産は区別して管理しなければいけない」と、金融商品取引法の第四十三条の二(分別管理)で定められており、預けている資産は法律で守られているからです。

実際にマネックス証券の公式サイトでも、次のように記載されています。

マネックス証券では、お客様からお預りした資産を、マネックス証券自身が保有する資産と、はっきりと区別して厳正に「分別管理」しており、万一、マネックス証券が破たんしたとしてもお客様からのお預り資産は確実にお客様に返還されます。

出典:ttps://info.monex.co.jp/policy/asset_handling02.html
マネックス証券の分別管理

(出典:マネックス証券

マネックス証券が潰れる危険性はあまりないと考えられますが、もし潰れた場合でも、自分の資産が返還される仕組みになっているので安心ですね。万が一、不足額が発生してマネックス証券が返還できない場合は、投資者保護基金から合計1,000万円まで補償されます。

マネックス証券は良い意味でやばい!将来性に期待できる5つの強み

マネックス証券には「危ない」、「やめた」などの悪い評判があるとはいえ、悪い意味で「やばい」証券会社ではありません。むしろ、良い意味で「やばい!」と言いたくなるような魅力が満載です。厳選して5つの強みをご紹介します。

それぞれ解説していきます。

① 米国株投資に強い

マネックス証券の手数料は安い

(出典:マネックス証券

マネックス証券は、米国株投資に強いことが大きな魅力です。手数料の安さ、取扱銘柄の多さ、サービスの充実度など、米国株投資をする上で総合的におすすめの証券会社です。

手数料 取扱銘柄数
売買手数料
(税込)
為替手数料
(非課税)
個別銘柄 米国ETF
○
0.495%
(最低0米ドル※1
◎
無料※2
◎
4,518※3
◎
412※3
その他特徴 ・一部の米国ETFは、買付手数料が無料
・米国株の定期買付・配当再投資ができる
・ツール「銘柄スカウター米国株」でかんたんに銘柄分析できる

※1 約定代金が2.22米ドル以下は0米ドル、2.23米ドル以上は約定代金の0.495%(税込)となります。
※2 買付時のみ無料です。売却時は1ドルあたり25銭の為替手数料が発生します。
※3 2024年4月11日時点の取扱銘柄数です。

マネックス証券は、外貨両替に発生する為替手数料が買付時に無料、売買手数料は約定金額の0.495%と、低コストで米国株を取引できます。特定の米国ETFの取引なら買付時手数料が無料、さらにNISA口座ならば売買手数料が無料です!(※キャッシュバック形式)

取扱銘柄数は、個別銘柄・米国ETFの合計が約5,000銘柄と、主要ネット証券でトップクラスの取扱数です。

マネックス証券のNISA口座で米国株を取引する方は、定期買付サービスを使うことで、効率よく米国株投資ができます。定期買付サービスには、配当金再投資を自動でできる機能が付いており、配当金の受け取りにかかる所得税が非課税になる、NISA口座との相性も良いです。

さらに、マネックス証券の口座を持っているだけで、米国株の分析がたった5分できる「銘柄スカウター米国株」というツールを無料で使えます。

米粉株投資をどこの証券会社でしようか迷っている方は、マネックス証券がおすすめです。ほかの証券会社も比較したい方は、「米国株(アメリカ株)・米国ETFを買える証券会社おすすめ3社を比較」の記事を参考にしてください。

② クレカ積立の還元率が2.2%(~2024年9月30日まで)

マネックス証券のクレカ積立

(出典:マネックス証券

マネックス証券は、アプラスが発行するマネックスカードを使うことでクレカ積立ができます。還元率は1.1%と高く、投信積立をしたい方にもおすすめ。また、2024年9月30日まで還元率が2.2%にアップするプログラムも実施中です。

ほかの証券会社のクレカ積立サービスとも、還元率を比較してみましょう。

証券会社 還元率
マネックス証券
マネックスカード
◎
2.2%
(2024年9月30日まで)
SBI証券
三井住友カード(NL)
○
0.5%※3
楽天証券
楽天カード
○
0.2%※4

※3 還元率は三井住友カード(NL)カードランクによって変動します。ゴールドなら1.0%、プラチナなら2.0%です。
※4 楽天証券の受け取る信託報酬が0.4%以上であるファンドは、付与率が「1%」となります。

マネックス証券は、2024年9月30日まで実施中のプログラムにより、還元率2.2%と高還元です。また、プログラム終了後(2024年10月以降)の通常還元率も1.1%と高還元なので、クレカ積立のポイント還元を重視する方におすすめ。

さらに、マネックス証券は投資信託を保有しているだけで、投資信託の残高×0.08%のマネックスポイントが還元されます。少しでもお得にクレカ積立をしたい方は、マネックス証券×マネックスカードで投信積立をしましょう。

ただし、還元されるマネックスポイントは、投資信託の購入代金に充当できません。ポイントを再投資できないデメリットがあるので、注意してください。マネックスポイントの使い道は、次のとおりです。

  • ポイント投資(投信)
  • 株式手数料に充当
  • Coincheck(コインチェック)で暗号資産(仮想通貨)と交換
  • dポイントと交換
  • Amazonギフト券と交換
  • Tポイントと交換
  • nanacoポイントと交換
  • WAONポイントと交換
  • ANAマイルと交換
  • JALマイルと交換

マネックスポイントは互換性が高いので、好きなポイントと交換するといいでしょう。

使い道に迷ってしまう方は、Coincheck(コインチェック)を使って暗号資産と交換してみてはいかがでしょうか。ビットコインやイーサリアムなどの通貨を、200ポイントから交換できます。実質ノーリスクで暗号資産に投資できるので、興味がある方はぜひ試してみてください。

③ IPOが100%完全平等抽選

マネックス証券のIPO

(出典:マネックス証券

マネックス証券は、IPO投資にも強い証券会社です。IPOの基本情報を紹介します。

店頭配分 ネット配分 抽選方式
なし 100% 1人1票の
完全平等抽選
口座開設数 IPO取扱数
(2023年)
当選実績
(管理人)
259万 53社 16回※4

2024年4月現在)

※4 管理人が2005年~2024年に、マネックス証券でIPOに当選した回数です。詳しくは「IPO投資成績」をご覧ください。

マネックス証券の強みは、100%完全平等抽選であることです。SBI証券や大和証券、野村證券など、IPO投資に力を入れている証券会社の多くは、完全平等抽選の割合低く、資金力がない方の当選確率が下がってしまいます。

マネックス証券であれば、資金力に関係なく誰もが同じ当選確率ですし、IPOの取扱数が多いので、「あまり資金はないけどIPO投資に挑戦してみたい!」という方におすすめの証券会社です。

④ 単元未満株(ワン株)の買付手数料が無料

マネックス証券の手数料は安い

(出典:マネックス証券

マネックス証券単元未満株サービス「ワン株」は、買付手数料がなんと無料です。売却手数料は約定金額の0.55%(税込)と業界最低水準なので、単元未満株の投資におすすめです。ほかの証券会社の単元未満株サービスと、手数料を比較してみましょう。

ワン株の料金体系(他社類似サービスとの比較)
証券会社 スプレッド
(非課税)
手数料例
(1万円の取引)
ネット証券
詳細情報へ
買付 売却
ワン株
マネックス証券
無料 0.55% 55円

詳細

プチ株
auカブコム証券
0.55% 55円

詳細

まめ株
野村證券
1.1%※5 550円

詳細

2024年4月現在)

※5 最低手数料金額は550円(税込)です。

このように、ワン株は主要ネットの中では手数料が最安値であることがわかります。単元未満株サービスは手数料が割高な証券会社が多いので、買付手数料が無料なのは大きな魅力です。

また、ワン株には「ferci(フェルシー)」という投資アプリが使えるメリットもあります。

マネックス証券のフェルシー

(出典:マネックス証券

ferciはSNS型の投資アプリなので、投資家と気軽に話すことができます。気になっている銘柄、分析、ニュース、相場、投資の勉強方法など、投資についてなら何でも話せる仲間ができるので、ほかの投資家の意見も参考にしながら投資をしたいという方にもおすすめです。

また、無料の分析ツール「銘柄スカウター」が、アプリ上で使えます。

⑤ ツール「銘柄スカウター」が優秀

銘柄スカウター

マネックス証券に口座開設すると無料で使える、銘柄スカウターという銘柄分析ツールが優秀です。売上高や営業利益率の推移はもちろん、貸借対照表の中身やPERなどの投資指標の推移まで、銘柄分析に必要な情報がすべて揃っている優れもの。

銘柄スカウターを使えば、銘柄分析の精度が上がり、銘柄分析にかかる時間を劇的に短縮できます。私も実際に使ってみましたが、分析にかかった時間は5分ほどでした。今までのやり方で同じような作業をおこなうと1時間くらいかかっていたので、本当におどろきです。

また、国内株だけでなく米国株や中国株も対応しているので、外国株投資にも活用できます。

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まとめ

このコラムでは、マネックス証券が危険・怪しいと言われる理由や、悪い評判を紹介しました。マネックス証券には一定数悪い評判もありますが、ほかの証券会社にはない魅力がある証券会社です。

充実の米国株投資サービスや、買付手数料が無料のワン株(単元未満株)、プロ並みの銘柄分析がたった5分でできるツール「銘柄スカウター」など、良い意味で「やばい!」と言いたくなるサービス・機能が揃っています。

ただし、国内株取引は、現物・信用どちらも手数料がやや割高です。ご自分の投資対象や目的に応じて、うまくマネックス証券を活用してみてください。

マネックス証券に口座開設

口座開設料・年会費などは一切かかりません。

やさしい株のはじめ方編集部

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部 

FP2級や証券外務員二種、日本証券アナリスト協会検定会員補を持つ複数のメンバーが「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。

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