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資源関連株まとめ
資源株とは、原油や天然ガスといった「エネルギー資源」や、金やアルミニウムなど「鉱物資源」の採掘・精製・販売に関わっている会社の株です。代表的な会社には、原油・ガス開発生産をおこなう「INPEX(1605)」や国内トップの製鉄会社「日本製鉄(5401)」などがあります。
資源株は、業績が景気に左右される性質を持っており、「景気循環株(シクリカル株)」とも呼ばれます。経済の動きを読み取り、上手く資源株に投資できれば、値上がり益を手に入れられます。株初心者でも知っておいて損はないので、ぜひ最後まで読んでみてください。
関連株・銘柄一覧
資源株は、大きく分けて3つの種類があります。1つ目は「原油・天然ガス」関連で、INPEX(1605)が国内最大手です。2つ目は「鉄鋼」関連で、日本製鉄(5401)が国内最大手となっています。3つ目は「非鉄金属※1」関連で、三菱マテリアル(5711)が代表格です。
※1 非鉄金属とは、鉄以外の金属の総称です。
このほかにも、資源株には多くの銘柄があります。今回は、各資源の代表的な銘柄を3~4銘柄ずつピックアップして紹介します。
銘柄名 (クリックタップで最新株価) |
事業内容 |
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INPEX(1605) | 日本最大の原油・天然ガス開発会社。日本以外にも、アメリカや中東など世界中で事業を展開している。また、2021年11月に初の自社株買いを実施し、2021年12月の年間配当は前年度の2倍に増配した。株主還元への期待も高まっている。 |
石油資源開発(1662) | 原油・ガスの開発を専門におこなう会社。1970年に、政府が運営する「官営企業」から「民間企業」に転換した過去を持つ。原油や天然ガスは国内10か所を中心に生産している。 |
出光興産(5019) | 原油を精製して石油として販売する「石油元売り」で2位の会社。石油化学や原油・石炭開発もおこなう。2019年には当時業界4位だった昭和シェル石油と経営統合し、規模を拡大した。 |
ENEOSホールディングス(5020) | 石油元売りで1位の会社。ガソリンスタンド「ENEOS」で有名。銅などの非鉄事業も展開している。また、炭素を生み出す石油の元売りでありながら、脱炭素に向けた取り組みも実施。2022年5月にはJR東日本と連携し、鉄道の脱炭素化にも取り組んでいる。 |
日本製鉄(5401) | 粗鋼生産で国内1位、世界3位の会社。新日本製鐵と住友金属工業が2012年に合併し、現在に至る。製鉄事業以外にも、エンジニアリング事業や化学事業、システムソリューション事業などを運営している。 |
JFEホールディングス(5411) | 粗鋼生産で国内2位、世界10位台の会社。商社やエンジニアリングも展開している。また、グループ各社の事業特性に合わせた資源循環の取り組みも実施。鉄スクラップのグローバル循環、製鉄プロセスで生まれた副産物の再資源化など、資源効率の向上を目指している。 |
東京製鐵(5423) | 鉄スクラップをリサイクルし、鉄鋼製品を製造している会社。世界最高水準の技術を駆使し、市中から回収した老廃鉄スクラップを原料に、ビルや道路などに使われる鉄鋼製品を作っている。 |
三井金属鉱業(5706) | 非鉄金属を扱う大手企業。銅箔で首位。川上の非鉄金属だけでなく、機能材料や自動車部品などの川下分野にも強みを持っている。ニッケル水素電池の電極に使われる水素吸蔵合金や全固体電池の固体電解質など、電池関連でも高い技術を持つ。 |
三菱マテリアル(5711) | 非鉄金属で首位の会社。銅加工、電子材料、超硬工具、鉱山出資など多面的に事業を展開している。使用済みのスマホやPCなどから出る廃電子基板から、金・銀・銅などの金属物を回収する資源循環の事業も展開。 |
住友金属鉱山(5713) | 非鉄金属と電子材料を製造する会社。世界各地で鉱山開発や製錬を展開中。資源の保有量は日系企業の中でトップクラスで、日本最大の金鉱山を保有している。銅やニッケルの市況価格が歴史的な高値となり、資源や製錬などの事業が好調。 |
資源株の見通し
資源株全体の見通しを「良い・普通・悪い」で表すと、「良い」と言えます。「資源の需要がどれくらいあるか」に注目した場合、2022年5月末現在、資源の需要が高まっているからです。
資源の需要が高まっている理由は、経済が回復局面にあるためです。新型コロナウイルスによるロックダウンにより、2020年は世界中で経済活動が停滞しました。しかし、その後ロックダウンが解除され、徐々に経済活動が再開しています。
経済活動が再開したことにより、モノの生産量が増えました。その結果、エネルギー資源や鉱物資源への需要が高まっています。資源への需要が高まれば、資源価格が上昇するとともに、資源を扱う会社の業績がよくなります。このため、資源株全体の見通しは「良い」と考えられるのです。
資源株の中でも、特に原油は別の要因が重なり、価格が上昇しています。その要因は、ロシアによるウクライナ侵攻です。
<WTI原油先物の推移(3年)>
(出典:SBI証券)
今回ウクライナに侵攻したロシアは、世界3位の産油国です。そのロシアに対して、戦争をやめさせるための経済制裁として「原油の輸入停止」の措置が取られています。今後もこの制裁が取られている限りは、原油の需要に対して供給が少なくなるため、価格がさらに上がっていくと考えられます。
注意
記載の見通しは、当サイト編集部の見解なので、結果を保証するものではありません。いかなる不利益が生じた際にも当サイトは一切の責任を負いませんので、すべてにおける最終判断はご自身でおこなってください。
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まとめ
資源株の今後の見通しは、良い方向に進むことが予想されます。新型コロナウイルスによるロックダウンの解除後、モノの生産量が増えてエネルギー資源や鉱物資源への需要が高まっているからです。
資源株は、大きく分けると「原油・天然ガス」、「鉄鋼」、「非鉄金属」の3つがあります。なかでも原油は、新型コロナウイルスだけでなくウクライナ侵攻の影響も大きく受けているので注目しておきましょう。世界3位の産油国であるロシアから原油が供給されないので、原油の需要に対して供給が足りない状態が続いています。今後も原油高騰が続く可能性を視野に入れつつ、銘柄選定していきましょう。