単元未満株の売却方法を教えてください
昭和シェル石油の株を持っていましたが、出光興産の株になり、41株の端数(単元未満株)になってしまいました。売却方法はありますか?
経営統合や株式分割・株式併合などで保有株に端数(単元未満株)が出た場合、以下の方法で株を売却できます。
- 単元未満株取引 (かんたん!)
- 買取請求
単元未満株というのは、“41株”のように、1単元(100株)に満たない株式のことを言います(単元未満株の詳細は、「単元未満株(ミニ株)とは?メリット・デメリットも解説」をご覧ください)。単元未満株を売るには、「①単元未満株取引」か「②買取請求」のどちらかを選びます。順番に見ていきましょう。
①単元未満株取引で売却
「単元未満株取引」サービスには、SBI証券の「S株」、マネックス証券の「ワン株」、auカブコム証券の「プチ株」、LINE証券の「いちかぶ」などがあります。これらを活用すれば、1株から売ることができます。また、その他の証券会社でも単元未満株の“売却”のみなら、対応している場合があります。一度、お使いの証券会社へお問い合わせください。
マネックス証券のワン株や、auカブコム証券でプチ株を積み立てる「プレミアム積立」というサービスを利用すれば、買付手数料が無料になります。単元未満株の手数料は、「単元未満株(ミニ株)は手数料負けする?8社の手数料・スプレッドを計算して比較」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
それでは、SBI証券の「S株」を例にとって、単元未満株の売却方法を、実際の画像付きで見ていきましょう。
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SBI証券にログインをして、銘柄の売り注文画面まで進みます。【取引】欄にある『単元未満株注文』をクリックしてください。
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単元未満株の売り注文画面になります。ここからは、通常の株取引とほぼ同じ流れです。売りたい株数を入力して、取引パスワードを入れます。最後に『注文確認画面へ』をクリックして、次の画面で注文を確定させれば完了です。
これだけです。とてもかんたんですね。注文は、24時間365日いつでもできます。ただし、SBI証券の場合、市場への発注は1日2度と決まっているのでご注意ください。今回は単元未満株の売り方をご紹介しましたが、もちろん買うこともできます。単元未満株取引を使うと少額投資ができるので、資金が少ない人や、コツコツ積み立てたいという人におすすめです。
②買取請求をして売却
買取請求とは、市場ではなく、信託銀行などの株主名簿管理人に買い取ってもらう方法です。信託銀行のホームページに、「単元未満株式買取請求取次依頼書」が用意されているので、そこに必要事項を記入して提出します。買取金額は、書類を受理した日の終値で計算されます。手数料は会社によって異なりますが、一般的には500円~1,000円ほどです。
★単元未満株は、ネット証券の「単元未満株取引」を使うのが手軽でおすすめです。買い付けもできるので、少額で取引をしたい株初心者の人も、ぜひ活用してください。単元未満株のメリット・デメリットなど、もっと詳しい情報を知りたい人は「単元未満株(ミニ株)とは?メリット・デメリットも解説」を参考にしてください。
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投資歴18年目の株初心者アドバイザーです。2005年からの投資成績は+2億円を突破しました!2009年に発売した著書『はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本』は、累計59,000部のロングセラー。その他、数多くの金融系メディアにも寄稿しています。