ナスダック総合指数とは?意味や投資への活用法などをわかりやすく解説します

担当:やさしい株のはじめ方編集部

担当・やさしい株のはじめ方編集部

最終更新日:2022年4月15日

ナスダック総合指数は、アメリカの証券取引所「NASDAQ(以下、ナスダック)」の、上場銘柄すべての株価の動きを表す株価指数です。ハイテク株やインターネット株の動きを知りたいときに使われます。日本の「東証マザーズ指数」に近い存在です。

このコラムでは、ナスダック総合指数の意味や組み入れ銘柄の例、ナスダック総合指数へ投資する方法について、株初心者向けにわかりやすく解説しています。

1.ナスダック総合指数とは?

ナスダック総合指数は、アメリカの証券取引所「NASDAQ(以下、ナスダック)」の、上場銘柄すべての株価の動きを表す株価指数です。マイクロソフト(MSFT)をはじめとするハイテク企業や、アルファベット(GOOGL)などのインターネット企業が3,000社以上も上場しています。そのため、ナスダック総合指数は、ハイテク株やインターネット株の動きを知りたいときに使われます。日本でいうと、「東証マザーズ指数」と似た存在です。

ナスダック総合指数は、名前に「指数」と入っているとおり、単位は「ドル」ではありません。この指数は、基準日である1971年2月5日の株価を100として、基準日からどれだけ上がったか下がったかを表すものです。そのため、100を上回っていれば1971年より株価が上がっており、100を下回っていれば1971年より株価が下がっているとわかります。

ちなみに、2022年4月14日のナスダック総合指数(終値)は「13,351.07」です。1971年と比べて、ナスダックの株価が相当高くなっているのがわかりますね。

<ナスダック総合指数の推移(10年間)>

ナスダック総合指数の推移

(出典:SBI証券

株式市場や経済の温度感を調べる指標には、ナスダック総合指数以外にも「ダウ平均株価」や「S&P500」があります。ナスダック総合指数は、世界経済をけん引するハイテク株やインターネット株の株価をもとに計算されています。そのため、世界で注目されている株価指数なのです。日本をはじめ、世界中の株式市場の動きを見通すのに役立つので、知っておいて損はありません。

<米国の代表的な株価指数>

株価指数 銘柄数 特徴
ナスダック総合指数 3,000銘柄
以上
・ハイテク、ネット関連業界の動向が表れる
ダウ平均株価 30銘柄 ・アメリカの代表的な株価指数
・世界経済をけん引する会社を選抜
・世界中の投資家が注目する指数
S&P500 500銘柄 ・アメリカの代表的な株価指数
・ダウ平均株価よより市場全体の動きに近い

ナスダック総合指数は、世界の株式市場の動きを見通す以外にも、資産形成のための投資先としても使えます。正確には、ナスダック総合指数と同じように動くETF投資信託があるので、これらに投資します。「アメリカ株に投資したいけれど、個別株に投資する勇気がない」方にもおすすめです!詳しくは、ページの後半で説明しています。

まずは、ナスダック総合指数について理解を深めましょう。

2.組み入れ銘柄の例

ナスダック総合指数の構成銘柄は、全部で3,000銘柄以上あります。その中から、私たちの日常生活になじみのある銘柄を5つ紹介します。

<ナスダック総合指数の構成銘柄(抜粋)>

組入銘柄
(ティッカーコード)
事業内容
アルファベット(GOOGL) 検索エンジン『Google』などを運営
Netflix(NFLX) 定額制の動画配信サービスを運営
Amazon(AMZN) ECサイト『Amazon』やクラウドサービス『AWS』を提供
テスラ(TSLA) 電気自動車メーカー
Zoom(ZM) Web上でビデオ会議サービスを提供

上の表で紹介した5社は、最先端の製品やサービスを作っている新興企業です。この他にも、たくさんの新興企業が上場しているので、ナスダックは日本で言う「マザーズ市場」に似ています。そのため、ナスダックの動きは、新興企業の株価の動きを予想する上で、大事な指標となっているのです。

また、ナスダックに上場している新興企業は、世界中でサービスを提供しています。そのため、ナスダックの動きは世界中の新興市場に影響しますつまり、日本のマザーズ市場に上場している株に投資している場合、ナスダックの動きもチェックするべきなのです。アメリカの証券取引所は日本の夜中に動いているので、ナスダックの動きから翌日のマザーズの動きをざっくりと予想できます

3.ナスダック総合指数の特徴

ナスダック総合指数には、どのような特徴があるのでしょうか。下の表にまとめてみました。

項目 特徴
銘柄数 3,000銘柄以上
組み入れ条件 ナスダックに上場
注意点 ハイテク企業やネット関連企業が多く、値動きが大きい
計算方法 基準日である1971年2月5日の株価を100として、どれだけ上がったか下がったか計算

ナスダック総合指数は、構成銘柄が3,000銘柄以上とかなり多くなっていますが、時価総額が大きい企業の値動きに影響されやすい性質があります。ナスダックにはハイテク企業やネット関連企業が多く、値動きが大きいため、ナスダック総合指数も大きく動く点に注意が必要です。

4.ナスダック100指数への投資

ナスダック総合指数に直接投資はできませんが、ナスダック上場企業の中から選ばれた100銘柄で構成される「ナスダック100指数※1」の動きに連動するETF投資信託が用意されています。これらに投資すると、個別株に投資するよりもリスクを抑えた投資ができます。中長期の資産形成に向いているので、これから投資をはじめる方は必見です。

※1 ナスダック100指数は、ナスダックに上場している会社のうち、主要な100銘柄で構成されています(金融銘柄を除く)。毎年12月に定期的に銘柄の入れ替えがおこなわれます。構成銘柄は、Apple(AAPL)Amazon(AMZN)などです。

具体的にどんな金融商品があるのかを説明する前に、「ETFと投資信託のどちらを選ぶべきか?」を解説します。この際のポイントは、ご自分の投資スタイルです。下のようなポイントで選ぶとよいでしょう。

  • 株式投資感覚で投資したい方:ETF
  • 積み立て投資で資産形成を目指す方:投資信託

ETFか投資信託のどちらに投資するか決まったら、具体的にどんな金融商品があるのかを見ていきます。

4-1.ナスダック100指数に連動するETF

銘柄コード 銘柄名 売買単位 最低必要投資金額
1545 NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信 1口 18,130円

(2022年4月現在)

ナスダック100指数に連動するETFは、こちらで紹介したETFのみです。海外に目を向けると、「インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF(QQQ)」という海外ETFがあります。こちらに投資するのも手ですが、為替リスクなどがあります。外国株取引に慣れていない場合は、国内ETFである「NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信(1545)」がおすすめです。

4-2.ナスダック総合指数に連動する投資信託

銘柄名 信託報酬 受益者還元型
信託報酬
純資産総額 おすすめ度
eMAXIS NASDAQ100インデックス 0.44% ○ 43億円 ◎
NZAM・ベータ NASDAQ100 0.44% × 19億円 ○
インデックスファンドNASDAQ100
(アメリカ株式)
0.484% × 372億円 △
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 0.495% × 504億円 ○

(2022年4月現在)

続いて、投資信託の選び方です。ナスダック100指数に連動する投資信託は、上の表のとおり4種類あります。4種類もあると、どれを選べばよいのか悩んでしまう方も多いでしょう。おすすめの選び方は、次の2つです。

  • ①「信託報酬」に注目して、低コストの投資信託を選ぶ
  • ②「純資産総額」に注目して、運用が安定した投資信託を選ぶ

まずは、“①「信託報酬」に注目して、低コストの投資信託を選ぶ”方法を紹介します。4つの投資信託の信託報酬を比べると、eMAXIS NASDAQ100インデックスNZAM・ベータ NASDAQ100が、最も安い「0.44%」となっています。2つまで絞れたので、あとはどちらにするか決めればOKです。最終的な決定打は、「受益者還元型信託報酬」の有無です。

受益者還元型信託報酬とは、投資信託の純資産総額(預かり資産)が増えれば増えるほど、信託報酬が安くなる仕組みです。つまり、eMAXIS NASDAQ100インデックスは純資産額が増えるにつれて、信託報酬がどんどん安くなっていきます。将来的に、今より低コストで資産形成できるかもしれないので、eMAXIS NASDAQ100インデックスに投資すると良いでしょう。

続いて、“②「純資産総額」に注目して、運用が安定した投資信託を選ぶ”方法を紹介します。4つの投資信託の純資産総額を見ると、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス純資産が最も大きくなっています純資産が大きい投資信託は、投資家から多くの資金が集まっているため、運用が安定します。そのため、安定運用を目指す場合は、純資産額の多い投資信託を買うのがおすすめです。

5.まとめ

ナスダック総合指数の意味や投資法を紹介してきました。ナスダックにはハイテク企業やネット企業が多く上場しているので、マザーズ市場の先行指標としても使えます。また、ナスダック総合指数よりも銘柄を厳選した「ナスダック100指数」に連動したETFや投資信託があるので、資産形成の手段として使うのも良いでしょう。

このコラムを見た人は、こちらも読んでいます

この記事の執筆者

やさしい株のはじめ方編集部
「株初心者の方に株式投資をわかりやすく理解していただく」をモットーに、記事を執筆しています。当サイトを見て、少しでも“勉強になった”と思っていただければ幸いです。

Twitter「@yasakabu」でも情報発信中です!