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第12回 るいとうを活用して売買をしてみよう

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■□■□ やさしい株のはじめ方 ステップアップ講座 第12回 ■□■□
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前回は、「ミニ株」についてやりましたので、
今日は、「るいとう(株式累積投資)」について見ていきます。
累積投資の“るい”と“とう”を取って、
“るいとう”という名前がつけられています。

前回紹介した「ミニ株」と似ているところもありますが、
「るいとう」ならではのメリットも大きいので、
投資をはじめる時の参考にしてください。

■るいとう(株式累積投資)とは?

るいとうとは、『月々1万円から始められる株の積み立て投資』です。
通常の株取引では、1単元の株を買う必要があるので、
まとまったお金がないと買えないこともありますが、
るいとうの場合は“毎月いくら”と買い付ける金額を指定できるため、
コツコツとマイペースで株を積み立てることができます。

■ドルコスト平均法が効く

るいとうを使う大きなメリットとして、
ドルコスト平均法の効果があります。

ドルコスト平均法とは、毎月一定の金額を買い付けることで、
「株価が安いときには多くの株を買い」、
「株価が高いときには少なく株を買う」という投資法です。

これを行うことで、
毎月同じ株数を買い続けるよりも
株の平均取得単価を安くすることができます。

また、単元株をまとめて一気に買った場合には、
高値圏ですべて買ってしまうリスクがありますが、
毎月積み立ての場合は、“時間分散”の効果が働くので、
高値つかみのリスクを抑えることができます。
(逆に、底値でまとめて買うことができません)

■ミニ株と同じようにデメリットも…

前回勉強したミニ株と同じように、
1単元まで買い付けないと株主としての権利が制限されます。

配当金については、持っている株数に応じてもらえますが、
株主総会での議決権がないことや、
株主優待がもらえないこともあるので注意してください。

るいとうの売買は、朝の寄り付きで注文されるため、
いくらで買えるか買ったあとにしかわからないのもデメリットです。

他には、るいとうを取り扱っている証券会社が少ないことも
デメリットと言えるかもしれません。

ネット証券がるいとうに本格的に参入していないので、
店舗を持つ大手の証券会社を利用することになります。
ネット証券に比べると、
売買手数料がどうしても割高になってしまいます。

るいとうを始める際には、
できるだけ手数料が安くて、
るいとうの取り扱い銘柄数の多い証券会社を
選ぶようにしてください。

このように「るいとう」は毎月の給料から
決まった金額を積み立てていくような感覚でも投資ができます。
少額からはじめられるメリットは大きく、
株初心者の方は試してみる価値があると思います。

また、機械的に毎月決まった日に買い付けをするので、
投資するタイミングに迷ってしまう人にも、
便利な投資方法と言えます。

■今日の参考ページ

るいとう取り扱い - 大和証券
→ https://kabukiso.com/security/daiwa.html

プチ株つみたて - カブドットコム証券
→ https://kabukiso.com/security/kabucom.html

<次回予告>

次回は「夜間取引の活用について」みていきます。
夜間取引もメリット・デメリットともにありますが、
知っておいて損することはありません。
夜間取引に関する、私のエピソードを交えてお送りします。

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