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第15回 リスクを減らす資産運用のコツ
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■□■□ やさしい株のはじめ方 ステップアップ講座 第15回 ■□■□
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今日は、『リスクを減らす資産運用のコツ』について考えます。
資産運用の基本とは、
「安定的な利回りを出し、それを長期にわたって継続し、
複利※の力を味方につけること」です。
これを実現するためには、分散投資の考え方が有効になります。
(※複利の解説は次回詳しく行います)
分散投資を行うことでリスクが分散され、
急激な資産価格の変化に対応することができます。
ここでは分散投資の考え方について、3つの方法を挙げてみました。
■株を買うときは複数の銘柄に投資を
株を買うときに、1つの銘柄にすべての資金を振り分けた場合、
うまく行けば一気に資産を増やすことができます。
しかし、不幸にも逆に動いてしまった場合には、
目も当てられない悲惨な結果になります。
資産が想定以上に目減りしてしまうと、
やむをえず株式投資をやめることも検討せざるを得ません。
そのような事態を避けるためにも、
複数の銘柄を組み合わせて買う、
『銘柄分散』の考え方を取り入れたいところです。
株価はそれぞれ、まちまちに動くので、
銘柄分散をすることによって、
リスク分散効果がある程度期待できます。
ただ、何銘柄も買うような資金を用意するのが大変なときは、
以前に紹介しました「ミニ株」を使って、
複数の銘柄を買ってください。
しかしながら、銘柄分散だけでは十分とはいえません。
・参考ページ ミニ株とは?
→ https://kabukiso.com/apply/various/top.html
■株以外の資産も取り入れて、1つの方向に動きすぎないようにする
そこで、次に考えることは『資産分散』です。
「保有資産を株だけに限定するのではなく、
他の資産も取り入れましょう」という考え方です。
株以外にも金融資産はたくさんありますが、
一番わかりやすい例は債券(国債や社債など)です。
債券を資産の中に組み込むことによって、
急激に下落するリスクを減らすことができます。
債券は株との相関関係が低いと言われていて、
株とは異なる動きをします。
何より債券自体が株に比べてリスクの低く
資産価値の変動が少ない商品です。
他にも金や不動産などの商品があるので、
必要に応じて資産を組み合わせることが大切です。
・参考ページ 金融商品の一覧(預金、国債など)
→ https://kabukiso.com/apply/kinyu/
■購入タイミングをピンポイントであてるのは難しい
資産分散を使ってしっかり管理ができれば、
あとは『時間分散』について考えましょう。
例えば、株式投資をしている人なら誰でも考えることですが、
「できるだけ低い株価で安く株を買いたい」ものです。
しかし、どこが安値になったのかは後になってわかることで、
そのときには知ることはできません。
資産を購入するベストなタイミングをあてるのは難しいのです。
ですから、購入タイミングを計ることをやめて、
時間をずらして機械的に購入していくのです。
定期的に一定の金額ずつ買っていくという考え方は、
ドルコスト平均法とも呼ばれ、
結果的に安く買える効果が期待できます。
☆このような“分散投資”の考え方は、
投資初心者の方にとって基本となります。
将来の資産形成のために始めた資産運用が、
リスクをとりすぎて、多くの資産を減らしてしまい、
「やらなければよかった」とならないためにも、
ぜひ実践して、マスターしてください。
リスクを管理することは、
資産運用の中でも間違いなくコアとなる部分です。
■今日の参考ページ
・複利のパワー
→ https://kabukiso.com/simulation/fukuri.html
・ミニ株とは?
→ https://kabukiso.com/apply/various/top.html
・金融商品の一覧
→ https://kabukiso.com/apply/kinyu/
<次回予告>
次回は、“複利(ふくり)の効果”についてお話します。
「安定的な運用成績を収め続けることが、 いかに大切か」
これを理解していただけると思います。
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