第11回 ミニ株を活用して売買をしてみよう

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■□■□ やさしい株のはじめ方　ステップアップ講座　第11回　■□■□
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今日は、「株式ミニ投資（いわゆる“ミニ株”）」について
見ていきます。

通常の株取引は、１株単位、100株単位、1,000株単位など、
単元が決まっていますが、ミニ株を使うと、
決められた単元の10分の１単位で取引することができます。

ミニ株の１種で、単元未満株の取引を使えば、
1,000株単位のところを“１株だけ”買うことができたりもします。

「いきなり、まとまったお金を投資するのはちょっと…」という方や、
「いろんな株に分散して投資したい！」という方には、
もってこいの投資方法です！

それでは詳しく見ていきましょう。

■ミニ株（株式ミニ投資）とは？

ミニ株を使うことによって、
単元株の10分の１から取引を始めることができます。

例えば、１株1,000円の株があって、
1,000株が単元株だったとすると、
100万円（＝1,000円×1,000株）が必要になりますが、
ミニ株を使うことで100株から買えますから、
10分の1にあたる“10万円”から取引することができます。

これによって、それまで高すぎて手が届かなかった
株を買うことができたり、
少額でも複数銘柄の株を買えるようになったりします。

初めての株取引で、
最初からたくさんの資金を使って
株取引をすることが不安な場合には、
メリットが大きいといえます。

最近は、単元未満株といって、
1,000株単位の株を、たったの1株から買えるサービスも出てきました。
株価が100円であれば、「100円＋手数料」で
株式投資がはじめられるんです！

・参考ページ  ワン株 マネックス証券
→ https://kabukiso.com/idiom/wankabu.html

■ミニ株を使うとデメリットも…

対象となる銘柄の株価、
または、証券会社のサービス内容によっても異なりますが、
場合によっては手数料が割高になってしまうことがあります。
100円の株を買うのに、100円も手数料がかかってしまったら、
儲かるはずもありませんよね…。

手数料やサービスがわかりやすいように、
表にしてまとめましたので、
もし興味がございましたら、見比べてみてください。

・参考ページ  『ワン株、プチ株、Ｓ株の比較』
→ https://kabukiso.com/security/mini.html

■他にミニ株が通常の取引と違う点は？

ミニ株保有者の権利として、
「配当金」は持っている株の割合に応じてもらえます。

しかし、「株主優待」についてはもらえない可能性が高いです。
なぜなら、ミニ株の場合、証券口座の名義人が
“証券会社”であることが多いからです。

たとえ本人口座で取引できたとしてもハードルは高いです。
株主優待は“１単元以上”保有していることを
前提にしていることが多いので、
株主優待をもらいたいときには、
１単元以上の株を保有することが条件なのです。

他の特徴としては、
ミニ株では「株主総会での議決権が得られないこと」、
翌日の寄り付きでまとめて成り行き注文で売買されるため、
「実際にいくらで買えるのかは、
買ってみないとわからないこと」があります。

尚、単元が１株の銘柄は、これ以上分割することができないので、
ミニ株で買うことはできません。

このように、デメリットもあるので、
ミニ株取引で大きく利益を出すことはむずかしいかもしれません。

ミニ株との付き合い方としては、
『将来的に本格的な株取引をするための練習』として
利用するくらいがちょうどいいかなと思います。

■今日の参考ページ

・ミニ株、るいとうとは？
→ https://kabukiso.com/apply/various/top.html

・ワン株 マネックス証券
→ https://kabukiso.com/idiom/wankabu.html

・ワン株、プチ株、Ｓ株の比較
→ https://kabukiso.com/security/mini.html

＜次回予告＞

次回は「るいとうを活用して売買をする」を見ていきます。
“るいとう”というのは、
『月々１万円から始められる、株の積み立て投資』です。
ミニ株と同じように、少額投資ならではのメリットも大きいので
注目です！