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第2回 どんなスタンスで株式投資をするとよいか?

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■□■□ やさしい株のはじめ方 ステップアップ講座 第2回 ■□■□
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株式投資の投資スタンスは、
ざっくり分けると「短期派」と
「長期派」の2つがあります。

まず「短期派」を投資方法を見ていきましょう。

もっとも有名な取引は、
たった数秒間で株取引を終えてしまう“デイトレード”ですね。
これまで株取引をしたことがない方には
『株式投資=デイトレード』と
勘違いされてしてしまうほど有名です。

「パソコンの画面が机の上にいっぱいあって、
その中にはたくさんの株価チャート(グラフ)がある」
というあのイメージです。

一瞬の判断が投資成績を左右する、
ちょっとあわただしい取引になります。

2005年~06年頃に投資家の間では
デイトレードが、かなり流行っていて、
それに関するブログが“雨後のタケノコ”のように
ボコボコとたくさんありました。

最近の株式市場は盛り上がりに欠けるのか、
デイトレードは落ち着いてきたように感じます。
もしかしたら、デイトレードをメインにやっていた投資家が
“儲からないことに気づいた”のかもしれません…。

他に短期投資といえば、
1週間ぐらいの期間で株取引をする
“スイングトレード”と呼ばれるものもあります。

どちらにせよ、短期投資は、
「会社の成長のために資金を提供する」というよりも、
「株価の変化にお金を投じる」といった
側面が強いことになります。

次に長期派を見ていきましょう。

長期投資を分類するときには、
「バリュー株投資(割安な株に投資する)」や
「グロース株投資(成長が見込める株に投資する)」が有名です。
(むずかしそうであれば、軽く聞き流してください…)

「バリュー株投資」と言うのは、
株価が企業の価値に比べて
割安に放置されている株を見つける投資方法です。
つまり、“掘り出し物”を見つけるというイメージですね。

割安だった株価が投資家に
評価されて徐々に上がって行き、
フェアバリュー(企業の価値と株価がイコールの状態)に
遅かれ早かれ近づいていくという考え方です。

バリュー株は、投資家に見放されていることが原因で
割安に放置されている株も多いので、
いつになったら株価が上がるのか
わからないところが欠点になります。
中には、かなり気の長い投資になることもあります。

「グロース株投資」と言うのは、
これからの企業の成長に注目する投資方法です。
売上や利益が成長している会社がこれにあたります。

うまくいけば、急成長に伴って
株価も一気に上がっていきます。

しかし、順調に成長を続けている間はいいのですが、
成長が止まると株価が急に
下がってしまうことがあります。

このように、株式投資には「短期投資」と「長期投資」があり、
それぞれ別々に分けて考えなくてはなりません。

それでは、どの投資スタンスで
株と向き合っていくのがいいのでしょうか?

やはり、日頃から仕事で忙しいサラリーマンの方が
仕事中にパソコンに張り付いて、
デイトレードするのはナンセンスですし、
株価チェックを頻繁にするというのは
大きなストレスになると思います。

“短期投資が悪い”という意味ではなく、
日常生活に無理なく続けられる投資は、
長期投資になるのではないかと思います。

というわけで、
私がこれからお伝えすることは、
長期投資のお話しが中心になります。

長期投資を実践される方は、
日々の株価の動きに一喜一憂するのではなく、
どっしりと構えた投資をしたいものですね。

■今日の参考ページ

<次回予告>

「株式投資を始めるとこんないいことが!…」
という、株式投資のメリットについて見ていきます。
株の値上がり益、株主優待、配当金などのお話です。

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