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第8回 初めて買う株を選ぶには?

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■□■□ やさしい株のはじめ方 ステップアップ講座 第8回 ■□■□
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証券会社に口座を作って、入金するところまで理解したものの
『たくさん会社がありすぎて、実際に
どの株を買ったらいいのかわからない…』と、
身動きが取れずに悩んでいる方も
いらっしゃるのではないかと思います。

株で損をしたくないのは、
みなさん一緒なので慎重になってしまうお気持ちはよくわかります。
今回は、そんな“株の入り口”で
つまづいてしまった方に読んで欲しい内容です。

次の3つのパターンを使った切り口で、
初めて買う株の選び方を考えてみました。

■身近にあるモノから選ぶ

日常生活に関わりのあるものから、
買う株を選ぶという発想はどうでしょうか?

例えば、お家の冷蔵庫を開けてみてください。
普段食べている食品が入っていますよね。
冷蔵庫に入っている食品は、自ら選んで買っているわけですから、
広い意味でその製品の“ファン”であると言えます。

何をやっている会社なのか、
よくわからないまま資金を投じるより、
ずっとわかりやすいと思います。
投資先として愛着もわきやすいと思うので、
初めて買う株にはいいかもしれませんね。

■東証プライム(とうしょうぷらいむ)から選ぶ

一般的に東証プライム(=東京証券取引所 プライム市場)に属する会社は、
安定成長した優良企業が多く存在すると言われています。
その理由は、さまざまな条件をクリアしなければ、
東証プライムにいられないからです。

東証には、「東証スタンダード」や「東証グロース」と言った
別の市場も存在しますが、
東証プライムに属する基準が一番厳しくなっています。
具体的な基準は“会社の利益”や“純資産の額”などです。
これらが一定の基準を満たしていないと、
東証プライムに上場することはできません。

とは言いながらも、
不況時には赤字決算になる会社もあるので、
『東証プライム=安全な投資先』と言い切ることはできませんが、
一つの目安にはなるかと思います。

ちなみに、全上場企業の中で約1,800社が東証プライムの会社です。

※東京証券取引所は、もともと一部・二部・JASDAQ・マザーズの4市場でしたが、2022年4月4日に再編され、プライム・スタンダード・グロースの3市場になりました。詳しくは、「東証が市場再編!プライム・スタンダード・グロース市場の条件についてわかりやすく解説します」をご覧ください。

■ディフェンシブ銘柄から選ぶ

株式投資には、いわゆる“ディフェンシブ銘柄(防御的)”と
言われる会社が存在します。
景気の変動や相場環境の影響を受けにくい、
“食品・ガス”などの会社がそれにあたります。

現在のように景気が悪くなっても、
生きていくためには食べないわけにはいきませんから、
食品会社の売上や利益は、
他の業種に比べて下がりにくいという考え方です。

株式投資は急成長している会社に投資をして、
大きな利益を狙いがちですが、
運用を継続していくことも重要なので、
初心者の方にはこのようなディフェンシブ銘柄を
組み込んでおくことをオススメします。

☆今回のお話し『初めて買う株の選び方』は、
株式投資になじんでいただくことを第一の目的にしたもので、
決して高い運用成績を狙った株の選び方ではありません。

私は株式投資を「はじめること」と「続けること」が
うまく運用していくための大前提だと思います。

まずは株取引をすることに徐々に慣れていき、
自然に取引ができるようになってから、
次のステップに進むべきではないかと考えます。

誰もが興味のあるような、
より期待利回りの高い株式投資のやり方(上級編)は、
その分リスクも大きくなりますので、
頃合いを見ながらお話できればと思います。

■今日の参考ページ

買う株を選んでみましょう
→ https://kabukiso.com/basics/buy/erabu.html

<次回予告>

次回は、「証券会社のかしこい選び方」です。
実際、自分で動かしてみないとわからないことも多いですし、
証券会社によってサービスの違いは大きいです。
とりあえず1つ、口座作りに挑戦してみましょう!!

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