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第16回 再投資で複利の力を活かす

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■□■□ やさしい株のはじめ方 ステップアップ講座 第16回 ■□■□
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今日は、資産運用をするときに意識しておきたい、
“複利(ふくり)の効果”についてお話します。

複利の持つパワーをうまく味方につけることができれば、
時間の経過とともに大きな恩恵を受けられます。
『資産運用の醍醐味』ともいえると思います。

それではさっそく、複利のキホンから見ていきましょう。

■複利という考え方

複利の考え方は、負の方向(借金)からイメージすると
非常にわかりやすいです。
自分の人生では、絶対に経験したくないことですが、
「雪だるま式に増えていく借金」といわれる考え方がそのものです。

例えば、金利の高いところから借金した場合には、
借りた金額が少額であっても、
金利さえも支払えなくなることがあります。

指定の期日までに払えなかった場合には、
借りた金額にさらに金利がかかることになります。

この、「金利分が元本に上乗せされて、さらに借金が増えていく」という
悪循環が複利の効果です。
ここで挙げた例は、負の方向(借金)から見たものですが、
これを正の方向(真っ当な資産運用)に置き換えれば、
複利がプラスにも力が働くことが実感できると思います。

■時間が経つほど複利の効果は大きくなる

先ほどの例で、複利の力はざっくりとイメージできたかと思います。
次は“単利(たんり)”と比較して、
複利の力がどれくらいすごいのかを実感してください。

ちなみに、単利というのは『元本のみ』で運用する場合を指し、
「元本に加えて、得られた利益(金利や株の利益)を
再び投資すること」を複利といいます。

それでは、単利と複利を数字に落とし込んだものをご覧ください。
→ https://kabukiso.com/simulation/fukuri.html

これは、運用資金100万円を使って、
年間の利回り10%を毎年実現すると仮定して計算したものです。
単利の方は元本100万円のみに対して10%が付きますから、
毎年10万円ずつ増えていく計算になります。
また、増えた10万円は運用しません。

一方、複利の方は1年目の運用は、
単利と同じように100万円に対して10%、
つまり10万円の利益が出ます。

ここまでは全く同じですが、
2年目から徐々に差が出てきます。
2年目は得られた運用益10万円を
元本100万円に再投資をして110万円を運用に当てるのです。

110万円の10%は11万円になりますから、
ここで単利の10万円と1万円の差ができます。
たった1万円と思われるかもしれませんが、
これを毎年続けて行った場合どうなるでしょうか?

運用年数20年目を見てください。
単利での運用は300万円になっていますが、
複利ではなんと【673万円】にもなります。
ざっと、2倍以上の差が開いてしまうのです・・・。

(これは複利についてわかりやすく理解していただくための例です。
10%の利回りを毎年継続していくのは、
現実的にはしんどいと思います)

☆真剣に資産形成を考えるのであれば、
このように長い時間をかけて複利の効果を享受し、
少しずつでも「雪だるま式」に資産を増やしていきたいものです。

そのためにも安定的にプラスの利回りを出せる、
真っ当な資産運用のすべを身に付けることは、
決してハズすことができないのです。

■今日の参考ページ

複利のパワーを知る
→ https://kabukiso.com/simulation/fukuri.html

ミニ株とは?
→ https://kabukiso.com/apply/various/top.html

金融商品の一覧
→ https://kabukiso.com/apply/kinyu/

<次回予告>

次回で、基礎編はいよいよラストです!
最後は総復習で、「証券会社のサービスを最大限生かす」です。
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