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SBI証券は米国株・米国株ETFで手数料負けする?手数料が高いのか計算して紹介
SBI証券は、国内株だけでなく、米国株(アメリカ株)や米国ETFの取扱銘柄やサービスも充実しており、SBI証券で米国株投資をはじめようか検討している方は多いのではないでしょうか。
このコラムでは、SBI証券の米国株手数料が他社と比べて高いの安いのか、比較して解説します。SBI証券で米国株投資をはじめる魅力も紹介するので、SBI証券の口座開設を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
なお、SBI証券に口座開設して、住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」へ2万円以上の振り替えをすると、もれなく2,500円がプレゼントされる当サイト限定タイアップキャンペーンが実施中です。
為替手数料を安くするために必要な「住信SBIネット銀行との連携」ができるうえに、現金がもらえるお得なキャンペーンなので、まだ口座を持っていない方はこの機会にどうぞ!
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SBI証券・住信SBIネット銀行・SBI新生銀行のキャンペーンまとめ
SBI証券の米国株手数料は高い?手数料負けする?
SBI証券で米国株投資をする際、個別株や米国ETFの取引で手数料負けしないか不安な方がいるようです。結論からお伝えすると、SBI証券の米国株手数料は安いので、手数料負けを心配する必要はありません。他社の手数料と比較してみましょう。
米国株投資には、米国株を取引する際に発生する「売買手数料」と、円→米ドルに外貨両替する際に発生する「為替手数料」の2つが必要なので、2種類の手数料を比較していきます。
証券会社 | 取引コスト | ネット証券 詳細情報へ |
|
---|---|---|---|
売買手数料 (税込) |
為替手数料 (1ドルあたり) |
||
moomoo証券 (ベーシックコース) |
0.132% (最低0米ドル※1) |
25銭 | |
ウィブル証券 | 0.22% | 15銭 | |
moomoo証券 (アドバンスコース) |
一律2.18米ドル (200株まで) |
25銭 | |
松井証券 | 0.495% (最低0米ドル※2) |
無料 | |
SBI証券 | 0.495% (最低0米ドル※2) |
無料 | |
楽天証券 | 0.495% (最低0米ドル※2) |
無料 | |
マネックス証券 | 0.495% (最低0米ドル※2) |
無料 | |
ブルーモ証券ブルーモ証券 | なし (残高手数料 年率0.55%※4) |
取引金額の0.25% | |
三菱UFJ eスマート証券 (旧 auカブコム証券) |
0.495% (最低0米ドル※2) |
20銭 | |
SMBC日興証券 | 0.495% (最低0米ドル※2) |
25銭または50銭※3 | |
PayPay証券 | 0.5%~0.7%※4 | 35銭 | |
野村證券 | 2,389円~※5 | 25銭または50銭※6 |
(2025年3月現在)
※1 ベーシックコースの取引手数料は、約定代金が8.3米ドル以下なら0円、166,66.666米ドル以上なら22米ドルが上限です。
※2 約定代金が2.22米ドル以下の取引なら、売買手数料は0米ドル(無料)になります。
※3 10万米ドル未満は50銭、10万米ドル以上80万米ドル未満は25銭になります。
※4 日本時間の23時半~6時(夏時間は22時半~5時)は0.5%、それ以外の時間帯は0.7%のスプレッドがかかります。
※5 オンラインサービスで、約定金額20万円以下の取引をした場合の手数料です。約定金額に応じて手数料額が加算され、最大約25万円の手数料が発生します。
※6 約定金額10万米ドル以上は25銭、10万米ドル未満は50銭です。
moomoo証券のベーシックコースは、為替手数料が1ドルあたり25銭発生するものの、売買手数料が約定代金×0.132%(税込)とかなり低いです。また、マネックス証券、松井証券は為替手数料が無料なので、手数料面でかなりお得なことがわかります。
SBI証券は、米国株の売買手数料・為替手数料がどちらも安いです。また、約定金額がどんなに高くなっても、売買手数料の上限は22米ドルに設定されています。
ここで、10万円分の米国株を購入した場合、各社で発生する手数料を比較してみます。
証券会社 | 米国株を10万円分取引した場合の手数料例 | ||
---|---|---|---|
売買手数料 (税込) |
為替手数料 (非課税) |
合計 | |
moomoo証券 (ベーシックコース) | 約132円 | 約166円 | ![]() 約298円 |
ウィブル証券 | 220円 | 約100円 | ![]() 約320円 |
moomoo証券 (アドバンスコース) | 約327円 | 約166円 | ![]() 約493円 |
SBI証券 | 495円 | 無料 | ![]() 495円 |
楽天証券 | 495円 | 無料 | ![]() 495円 |
松井証券 | 495円 | 無料 | ![]() 495円 |
マネックス証券 | 495円 | 無料 | ![]() 495円 |
ブルーモ証券ブルーモ証券 | 45円 (1か月あたり) |
約166円 | ![]() 45円(1か月あたり) + 約166円 |
三菱UFJ eスマート証券 (旧 auカブコム証券) | 495円 | 約133円 | ![]() 約630円 |
PayPay証券 | 500円 | 約233円 | ![]() 約733円 |
SMBC日興証券 | 495円 | 約166円または約333円 | ![]() |
野村證券 | 2,389円 | 約166円または約333円 | ![]() |
※6 為替手数料は「1ドル=150円」で計算してあります。正確な手数料額を知りたい場合は、実際の為替レートを元に計算してください。
手数料が最も安いのはmoomoo証券で、次にウィブル証券です。一方、野村證券は最低手数料が設定されており、手数料がかなり割高になっているので、手数料負けする確率が高いです。
SBI証券よりも手数料が安いウィブル証券の魅力

(出典:ウィブル証券)
ウィブル証券は、米国株式投資に強みをもつ証券会社です。まだ投資家の中ではマイナーな証券会社ではあるものの、豊富な取り扱い銘柄や取引時間の柔軟性など、主要ネット証券にはない魅力を持っています。
ウィブル証券のメリット
- 米国株や関連商品の取り扱いが約7,000銘柄
- 単元未満株(1株未満)の取引が可能
- 取引対応時間の柔軟性
7,000銘柄の取り扱いのうち、4,000銘柄では単元未満株の取引ができます。大口の株式や高値の銘柄では、一回あたりの取引に必要な最低金額が大きくなりがちですが、ウィブル証券なら、少額から投資できます。
ウィブル証券に口座開設し、50,000円以上を入金&買付1回以上(米国株・日本株)をすると、もれなく現金3,000円がもらえるキャンペーンが実施されています(2024年12月31日16時59分まで)。
さらに、入金・取引などの条件達成をすると、抽選で現金10,000円が当たるので、最大13,000円相当を獲得できるチャンスです。
ウィブル証券について詳しくは、下記記事を参考にしてください。
SBI証券の米国ETF・定期買付で手数料負けしない方法
米国ETFとは、アメリカの株式市場に上場されているETF(上場投資信託)のこと。投資信託よりも低コストで市場全体に分散投資できるので、投資初心者にもおすすめの金融商品です。
SBI証券では、厳選された10銘柄の米国ETFなら、買付手数料が無料になります。
銘柄名 (ティッカーシンボル) |
経費率※6 | 投資テーマ |
---|---|---|
バンガード・S&P500 ETF(VOO) | 0.03% | 主に米国大型株を投資対象とする「S&P500指数」に連動して投資 |
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (VTI) |
0.03% | 大型株から中小型株まで米国株式市場の投資可能銘柄のうちほぼ100%に投資 |
iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF(AGG) | 0.04% | Barclays Capital U.S. Aggregate Bond Indexで表わされるトータルの米国投資適格債券市場のパフォーマンスに連動する投資成果を目指すファンド |
SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD) | 0.07% | S&P500高配当指数のトータルリターンのパフォーマンスに概ね連動する投資成果を上げることを目標とする |
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) | 0.08% | 米国を含む全世界の先進国株式市場・新興国市場へ幅広く投資 |
SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト(GLDM) | 0.10% | 金地金の価格に連動する投資成果を目指している |
バンガード 米国情報技術セクター ETF(VGT) | 0.10% | MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すファンド |
インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF(QQQ) | 0.20% | ナスダック100指数の構成証券の全てを保有する |
iシェアーズ 米国不動産 ETF(IYR) | 0.41% | Dow Jones U.S. Real Estate Indexを対象指数とし、対象株価指数に連動する投資成果を目指している |
ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI) | 0.84% | ウィズダムツリ ーインド収益指数の価格および利回り実績に連動する投資成果を目指して運用 |
※6 ETFを持っている期間、自動的に運用会社に支払われる「運用管理費用」のことです。
10銘柄の中で特におすすめなのは、米国株式市場のうちほぼ100%を網羅している「VTI」です。米国株は過去30年右肩上がりで成長を続けているので、米国株全体に分散投資できるのは大きな魅力。
SBI証券は元々手数料が安いので、上記の銘柄以外を取引しても手数料負けの心配はありませんが、さらに低コストで米国ETFを買付できるのはうれしいですね。
SBI証券の米国株手数料が無料になるキャンペーン
SBI証券で、米国株投資の手数料が無料になるキャンペーンを紹介します。
Wow!株主デビュー!~米国株式手数料Freeプログラム~
SBI証券に新規口座開設すれば、総合口座の開設月の翌月末までの、最大2か月間は米国株・米国ETFの売買手数料が無料になります。最初にまとまった資金を米国株に投資する方にとって、特におすすめのキャンペーンです。例えば、米国株を100万円分購入する場合、4,950円(100万円×0.495%)の売買手数料が無料になります。
「外国株用の口座を開設してから」ではなく、「総合口座の開設」がキャンペーン適用のトリガーになっているので、注意してください。
SBI証券で米国株投資をはじめる魅力
SBI証券は米国株手数料の安さが魅力のひとつですが、米国株投資に役立つサービスが充実しています。
SBI証券で米国株投資をはじめる魅力は、次の3つです。
それぞれ詳しく紹介します。
① 米国株・米国ETFの取扱銘柄が多い
SBI証券は、米国株・米国ETFの取扱数が多いことも魅力のひとつです。
証券会社 | 取扱銘柄数 | ネット証券 詳細情報へ |
|
---|---|---|---|
個別株 | 米国 ETF |
||
SBI証券 | 4,623 | 450 | |
マネックス 証券 |
4,485 | 454 | |
楽天証券 | 4,249 | 436 | |
DMM株 | 1,974 | 295 | |
三菱UFJ eスマート証券 (旧 auカブコム証券) |
1,636 | 321 | |
松井証券 | 4,483 | 424 | |
PayPay証券 | 238 | 45 | |
SMBC 日興証券 |
109 | 14 | |
野村證券 | 697 | 155 |
(2025年3月現在)
SBI証券は、米国株・米国ETFの取扱数が約5,700銘柄あります。せっかく市場や銘柄を分析して投資したいに銘柄に出会っても、取り扱いがなければ元も子もないですよね。SBI証券であれば、まだ注目されていないマイナー株も取り扱っているので、多くの銘柄に投資できます。
② 米株積立

(出典:SBI証券)
SBI証券には、米国株の定期買付サービスがあります。好きな銘柄・株数・日にちを指定すれば、自動で米国株を買付してくれる便利なサービスです。
項目 | サービス概要 |
---|---|
対象銘柄 | SBI証券で取り扱っている全銘柄(約5,700銘柄) |
決済方法 | ・米ドルによる「外貨決済」 ・日本円による「円貨決済」 |
設定コース | ①日付指定コース ②曜日指定コース |
最低設定金額 | 円貨決済:1円~ 外貨決済:1セント~ |
積立方法 | 株数指定、金額指定 |
ボーナス月設定 | 年2回まで(株数指定のみ) |
対象口座 | 特定口座、一般口座、NISA口座 |
利用料 | 無料 |
SBI証券の「米株積立」は、とくに利用料や別途手数料はかからないので、いつもと同じ取引コストで米国株に積立投資ができます。次の項目に当てはまる人におすすめです。
- 毎月決まった日付・曜日に買付したい
- 米国株の取引時間に時間が取れない
- NISA・ジュニアNISAの非課税枠をしっかり活用したい
- ボーナス月にはまとまった金額で買付したい
NISA枠ぎりぎり注文でNISA・ジュニアNISAの非課税枠をしっかり活用できたり、ボーナス月には多めに買付できたり、かなり使い勝手の良いサービスです。
SBI証券で米国株投資をする方は、積極的に利用しましょう。
③ カストック(米国株の貸株サービス)

(出典:SBI証券)
SBI証券は、保有している米国株を貸し出すことで金利を受け取れる「カストック(Kastock)」というサービスも魅力です。対象銘柄(2,000銘柄以上)のいずれかを保有していれば、SBI証券に保有株を貸し出すことができ、最大2%の貸株金利を受け取ることができます。
5,000ドル分(約55万円)の株式を保有し続けた場合、1年間に受け取れる貸株金利の例を見てみましょう。

(出典:SBI証券)
貸株金利が2%の銘柄を保有していれば、年間で100ドルも貸株金利を受け取れます。
カストックを利用する方法は、申し込みをするだけです。申し込み後は自動で米国株の貸し出しができ、その後も特に必要な手続きはありません。さらに、貸し出している株はいつでも売却できて、通常どおり配当金も受け取れます。米国株の貸株サービスがあるのは、国内ネット証券の中でSBI証券だけなので、長期投資をして配当金や貸株金利をコツコツ受け取りたい方は、SBI証券がおすすめです。
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口座開設料・年会費などは一切かかりません。
まとめ
このコラムでは、SBI証券の米国株手数料は高いのか、手数料負けするのかといった内容を解説しました。結論、SBI証券の米国株手数料は、売買手数料・為替手数料どちらも安いので、手数料負けの心配はありません。
住信SBIネット銀行を使えば、為替手数料を25銭→6銭にできます。詳しくは「SBI証券と住信SBIネット銀行の為替手数料を計算!25銭→6銭(無料)にする外貨両替のやり方も解説」を参考にしてください。
また、SBI証券は手数料が安いだけではなく、米国株の定期買付サービスや貸株サービス(カストック)など、米国株のサービスが充実しているので、米国株投資におすすめの証券会社です。
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