ストップ安になると焦りますよね…。こういうときは、売ろうと思っても売れなかったりするので、余計に不安になってしまうものです。
対処法としては、「冷静に想定シナリオから外れていないかを考える」ことが大事です！

それはですね……と、その前に、いつもどおり運用成績から見ていきましょうか。

グラフがガクッと落ちてしまっていますね…。セーフィーがストップ安になったからですね。

けっこう下げてしまいましたね。ただ、保有株がストップ安になっても成績をプラスで維持できているのはすばらしいと思いますよ。
では、ポートフォリオも見ていきましょうか。

焦って無理に購入する必要はないので、じっくりいきましょう。では、銘柄ごとの損益も見せてください。

すばらしいですね。まゆさんがバランスよくポートフォリオを組めている証拠です♪

そうでしたね。ではお答えしていきます。保有株がストップ安になったときは、「なぜストップ安になったのか」を考えることが大事です。
セーフィーは、8月10日に決算短信と下方修正を発表していましたね。下方修正がストップ安の直接的な原因と考えられるので、その内容を見ていきましょう！

なるほど！では、「なぜ新規顧客獲得に時間が掛かっているのか」を調べてみましょうか。

つまり、裏を返せば「教育がうまくいって、営業マンが業界ごとに適した提案をできるようになれば、順調に新規顧客獲得ができるかもしれない」わけですね。
あくまで可能性の話ではありますが…。

もう1点資料を確認してみましょう！
セーフィーが上場する時に開示した、有価証券届出書です。

ここには、上場で得た資金を使って何をするかが書かれています。注目すべきは①の部分です。
優秀な人材の確保に投資すると書いてありますね。2022年12月期の人件費は10.7億円と、2021年12月期の約18倍のお金を投じる予定です。

さすがベンチャーといった感じですね！
新しく人材を採用すると、その人に会社の仕事を教えなくてはいけません。そして、一人前に仕事ができるようになるまでには、どうしても時間が掛かってしまいます。

しかも、セーフィーはさまざまな業界にクラウド映像プラットフォームを提供しています。
画期的な新しいサービスだからこそ、各業界の課題を洗い出し解決策を考える必要があります。そのためには、各業界の知識が必要だと考えられます。

つまり、上場後に気合を入れて業績の計画を作り、人の採用と教育を頑張ってみたけれど、教育には時間が掛かるため、計画の達成がむずかしくなってしまったのではないかと考えられますね。

そうですね！教育の成果が実り、新規顧客獲得が加速するかどうかに注目したいです。
これがうまくいかない場合は、今後の成長スピードが落ちる可能性があるので注意しておきましょう。