SBIハイブリッド預金・マネーブリッジ・証券コネクト口座
リスクは変わらずに、ネット銀行の金利よりも、さらに金利が高い普通預金があります。運営する会社によって呼び方がまちまちですが、SBIグループならSBIハイブリッド預金(住信SBIネット銀行+SBI証券)、楽天グループならマネーブリッジ(楽天銀行+楽天証券)、 GMOインターネットグループなら証券コネクト口座(GMOあおぞらネット銀行+GMOクリック証券)と呼ばれています。
ネット銀行(単体)との大きな違いは、「金利が高いこと」と「スイープ機能があること」です。これまで株を買うときは、証券会社内にある自分の口座(証券口座)に、わざわざお金を振り込む作業が必要でしたが、グループ内の銀行(SBI証券なら、住信SBIネット銀行)にお金を入れておけば、株の注文と同時に自動でお金を証券口座に振り込んでくれます。
これを「スイープ」機能といいます(楽天グループの場合は、“らくらく入金操作”が必要です)。 MRFに代わるサービスとして期待されています。
SBIハイブリッド預金、マネーブリッジ、証券コネクト口座の特徴
- 大手銀行やネット銀行よりも、より高い預金金利(普通預金)です。
- 基本的なネット銀行の機能(振り込み、入出金など)が備わっています。
- 24時間365日いつでもお金の出し入れができます(メンテナンス除く)。
- 預金保険制度の対象なので、1,000万円とその利息は保護されます。
SBIハイブリッド預金、マネーブリッジ、証券コネクト口座などの金利比較
下の表を見るとわかりますが、普通預金の中でもっとも高金利なのは、新興ネット銀行の「UI銀行」です。なお、1年未満の定期預金金利を比較すると、新興ネット銀行の「UI銀行」が高いです。
金融機関 | 金利 | |
---|---|---|
普通預金 | 定期預金 (1年満期) |
|
証券コネクト口座 | 0.11% | 0.03% |
ネット銀行 (UI銀行) |
0.2% | 0.35% |
マネーブリッジ | 最大0.18% | 0.11% |
SBIハイブリッド 預金 |
0.11% | 0.125% |
大手銀行 (みずほ) |
0.1% | 0.125% |
(※通常金利のみ 2024年10月4日 現在)
SBIハイブリッド預金、マネーブリッジ、証券コネクト口座のしくみ
<SBIハイブリッド預金のしくみ(SBIグループ)>
SBIハイブリッド預金は、銀行口座と証券口座の間で資金移動が自動で行われます。ですから、住信SBIネット銀行に入金している状態で株の注文もできちゃいます!
<マネーブリッジのしくみ(楽天グループ)>
マネーブリッジの場合は、銀行口座と証券口座の間で資金移動するときに、「らくらく入金」、「らくらく出金」のひと手間が必要です。
<証券コネクト口座のしくみ(GMOインターネットグループ)>
証券コネクト口座の場合は、銀行口座と証券口座の間で資金移動が自動で行われます。証券コネクト口座にお金を入れておけば、株の注文もできます!
「金利が高い」の裏には必ずリスクが潜んでいるものですが、これらのサービスを調べてみても、大きなリスクを感じられません(ネット銀行に普通預金をすることと同等なリスクだと思います)。私が想像するに、金利が高く設定されているのは、「グループ内に顧客の囲い込むこと」が狙いではないでしょうか?
申し込みの方法
1.まず「ネット銀行」と「ネット証券」の両方に口座開設をします。
2.それぞれに口座開設完了後、SBIハイブリッド預金はこちらのページから、マネーブリッジはこちらのページから、証券コネクト口座はこちらのページからお申し込みください。
☆次にご紹介するMRFは、証券会社の口座に入金するだけで、安全に運用してくれるお手軽な投資です。『証券会社版の利回りのよい普通預金』とイメージしてください。