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12月のFOMCはいつ?利上げ幅はどうなる?プロの注目ポイント・予想を聞いてみた
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(12月15日追記)12月FOMCの結果が発表されました!利上げ幅は想定どおり「0.5pt」となりましたが、ターミナルレート(政策金利の最終到達地点)は2023年に「5.1%」と市場予想よりも高い数値が発表されました。一方、2024年にはターミナルレートが「4.1%」に低下する見通しも出されており、将来的な利下げが示されました。
(お詫び)当ページにて12月FOMCの発表時間を「日本時間12月15日3:00」と表記しておりましたが、冬時間であるため正しくは「日本時間12月15日4:00」でした。訂正してお詫びいたします。
ニュースやSNSなどで「利上げ幅が縮小される」と予想されている12月のFOMC※について、日本時間のいつ結果が発表されるのかや、プロが利上げ幅についてどう考えているか、注目ポイントなどをわかりやすく紹介します。
※ FOMCとは、「Federal Open Market Committee」の略です。日本語では「連邦公開市場委員会」と言います。
この記事を読めば、12月のFOMCについて理解が深まります。事前に知識を入れた状態で、12月FOMC当日を迎えましょう!
【FOMC(2022年12月)】いつ発表?日程・日本時間など
まずは、2022年12月のFOMCがいつ開催されるのか、話し合いの結果がいつ発表されるのかを紹介します。
開催日 | 結果発表 | |
---|---|---|
2022年12月のFOMC | 2022年12月13日、14日 | 2022年12月14日14:15ごろ (日本時間2022年12月15日4:00ごろ) |
私たちが注目すべきは、日本時間の2022年12月15日4:00ごろの結果発表です。FOMCで決定された金融政策について、声明文が発表されます。金融政策次第でアメリカ経済の行く末が変わり、それが世界経済に影響を及ぼすため、世界中の投資家から注目を集めています。
午前4:00に起きてリアルタイムでチェックするのは大変ですが、日本経済新聞やロイター、ブルームバーグなどのニュースサイトに声明文がアップされるので、朝起きてからチェックすれば東京市場の前場(9:00~)に十分間に合います。
ひっきー
朝起きてからニュースサイトで読めば十分です!私も朝にチェックしています!
【FOMC(2022年12月)】プロの注目ポイント・予想
続いて、2022年12月のFOMCでの注目ポイントやその理由を解説します。 12月FOMCでプロが注目するのは、次のポイントです。
利上げ幅が縮小されるかどうか?
11月のFOMCでは、利上げ幅縮小を示唆するコメントがありましたね!
まゆ
将来の利上げペースを決めるにあたり、FOMCは累積した金融引き締め、金融政策が経済活動やインフレに影響を与える時間差、経済・金融情勢を考慮する。
出典:日本経済新聞「FOMC声明要旨 「利上げ、政策浸透の時間差考慮」
12月のFOMCでは、利上げ幅の縮小はおこなわれるのでしょうか?
まゆ
ひっきー
答えから先にお伝えすると、12月FOMCでは利上げ幅が縮小される可能性が高くなっています。その理由は次の2つです。
- いくつかの経済指標が「インフレの鈍化」を示している
- 利上げをしすぎると、大量の債務を抱える中央銀行やアメリカの企業の支払利息が多くなり、破綻してしまうかもしれない
まずは、いくつかの経済指標が「インフレ鈍化」を示していることを説明します。
経済指標名 | 数値 | 状態 |
---|---|---|
10月コアCPI(消費者物価指数) | 6.3%(予想6.5%) | インフレが鈍化 |
10月コアPPI(生産者物価指数) | 6.7%(予想7.1%) | インフレが鈍化 |
ひっきー
FRBは「インフレの抑制」を目指して利上げをしてきたので、インフレが鈍化すれば利上げの必要性はなくなります。
なるほど!経済指標はインフレの鈍化を示しているから、今後は利上げ幅を縮小させる可能性が高いってことですね!
まゆ
ひっきー
そのとおりです。また、FRBは利上げによって短期金利を引き上げています。そのため、これに連動してFRBの金利負担が増加しており、金利収入よりも金利負担が多くなる「逆ザヤ」になっています。
利上げをするとFRBの収入が増えると思ってました!
まゆ
ひっきー
金利収入について見ると、FRBが持っている国債やMBSの金利は長期金利に連動します。一方、市中の銀行から預かっている預金やリバースレポは短期金利に連動します。短期金利のほうが早いペースで上がってしまっており、金利収入より金利費用のほうが多く、どんどん支出が増えてしまうんです。
FRBの資産(金利収入) | FRBの負債(金利負担) |
---|---|
国債、MBS(住宅ローン担保証券)など | 預金、リバースレポ(市中銀行以外による預金)など |
ひっきー
このような理由からも、FRBはこれ以上積極的に利上げできないと考えられます。
収入より支出が多い状態ですもんね…。納得です!
まゆ
利下げは株式市場にとってプラス?マイナス?
利下げは株式市場にとってプラスになりますか?
まゆ
ひっきー
はい、プラスに影響すると考えられます。
金利と株式市場は密接につながっています。ここで、国債と株式の2つの金融商品がある世界を考えてみましょう。国債と株式の性質が、下の表のようになっているとします。
比較項目 | 国債 | 株式 |
---|---|---|
発行主体 | 国 | 会社 |
投資資金 | 一定期間後に 利子を上乗せして返金される |
・返金されない ・買値より高く売却できれば、 リターンが得られる |
期待されるリターン | 4% | 5% |
リスク | ほぼゼロ | 高い |
ひっきー
まゆさんだったら、国債と株式のどちらに投資したいですか?
株式のほうが期待されるリターンが高いけれど、リスクがほぼゼロで4%のリターンが狙える国債が魅力的ですね…。国債にします!
まゆ
ひっきー
ですよね!私もそうすると思います。ここで、FRBなどの中央銀行が利下げした場合を考えましょう。中央銀行が利下げをすると国債金利も動きます。仮に4%から1%に利下げされると、どちらに投資したいでしょうか?
比較項目 | 国債 | 株式 |
---|---|---|
発行主体 | 国 | 会社 |
投資資金 | 一定期間後に 利子を上乗せして返金される |
・返金されない ・買値より高く売却できれば、 リターンが得られる |
期待されるリターン | 1% | 5% |
リスク | ほぼゼロ | 高い |
こうなると、株式のほうが魅力的に感じます!
まゆ
ひっきー
ですよね。利下げによって国債に投資する魅力が下がり、反対に株式の投資魅力が上がりました。現実でもこれと同じことが起きており、利下げになると株式市場に資金が集まるようになり、株価が上がっていきます。
だから、利下げすると株式市場にプラスなんですね!
まゆ
ひっきー
はい!そのため、利下げの第一ステップとなる「利上げ幅の縮小」が実現するか、世界中の投資家が注目しているわけです。
まとめ
12月FOMCの日程や注目ポイントについて解説しました。次回のFOMCでは「利上げ幅が縮小されるか」に注目しましょう。利上げ幅が縮小され、将来的な利下げが織り込まれれば、株式の割高感が薄くなって株価が上がりやすくなるためです。12月FOMC後に株価が上昇トレンドになる可能性もあるので、その結果に要注目です!
過去の運用実績(2022年5月~11月まで)
運用報告ページ | 資産評価額(前週比) |
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【2022年5月4週目】 はじめて株を買いました! |
100,778円 |
運用報告ページ | 資産評価額(前週比) |
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【2022年6月1週目】 ビギナーズラック!? |
104,995円(+4.2%) |
【2022年6月2週目】 初めて資産が減りました |
103,246円(▲1.7%) |
【2022年6月3週目】 株式市場が大混乱!私のポートフォリオの行方は…? |
100,778円(▲2.4%) |
【2022年6月4週目】 株式投資をはじめて以来の高値を更新! |
107,434円(+6.6%) |
運用報告ページ | 資産評価額(前週比) |
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【2022年7月1週目】 景気後退懸念で株価下落・下方修正発表と大変な1週間でした |
103,226円(▲3.9%) |
【2022年7月2週目】 はじめての損切り |
136,676円※(+6.4%) |
【2022年7月3週目】 不動産テックの銘柄を購入! |
137,788円(+7.2%) |
【2022年7月4週目】 セーフィーがすごいので買い増しをしました! |
138,740円(+7.9%) |
【2022年7月5週目】 ゲンキーの最新決算を分析! |
166,234円※(+3.9%) |
※ 30,000円入金したため、資産評価額が大きく増えています。前週比の増減は修正ディーツ法で計算しています。
運用報告ページ | 資産評価額(前週比) |
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【2022年8月1週目】 不動産テック銘柄「ロードスターキャピタル」を分析! |
168,331円(+5.2%) |
【2022年8月2週目】 保有する「セーフィー」が下方修正を発表しストップ安に! |
163,462円(+2.2%) |
【2022年8月3週目】 「Genky DrugStores」を利益確定しました! |
168,251円(+5.2%) |
【2022年8月4週目】 ヤーマンの株を買い増ししました! |
169,103円(+0.5%) |
運用報告ページ | 資産評価額(前週比) |
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【2022年9月1週目】 アパレル進出した釣具ブランド『ダイワ』の運営企業を買いました! |
192,753円※(▲2.4%) |
【2022年9月2週目】 含み益の大幅減少でショック… |
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186,496円(▲2.5%) |
【2022年9月4週目】 FOMCで株価が下落!? アメリカの利上げが日本株にも影響して含み損拡大 |
184,813円(▲0.9%) |
【2022年9月5週目】 米国実質GDPが減少! 株式市場への影響がどれくらいあったのか説明します |
207,986円※(▲1.5%) |
※ 30,000円入金したため、資産評価額が大きく増えています。前週比の増減はディーツ法で計算しています。
運用報告ページ | 資産評価額(前週比) |
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【2022年10月1週目】 保有株の住友化学が下方修正を発表! その理由と株価がどうなるか解説 |
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【2022年10月2週目】 CPIとPPIの違いってなに?経済指標の発表に振り回された1週間でした |
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255,125円(+2.8%) |
運用報告ページ | 資産評価額(前週比) |
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2022年12月1週目 | 287,760円(+2.8%) |
2022年12月2週目 | 287,715円(▲45円) |
2022年12月3週目 | 285,037円(▲2,678円) |
2022年12月4週目 | 274,282円(▲10,755円) |
2022年12月5週目 | 335,997円※(+11,715円) |
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真夜中に起きてチェックしないとだめかと思いました!