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2月FOMCの日程・日本時間は?利上げ幅はどうなる?プロの注目ポイント・予想を聞いてみた

まゆ担当:まゆ

最終更新日:2023年2月2日

お知らせ

(2023年2月2日追記)2月FOMCでは「0.25ptの利上げ」が決定されました!想定どおりの利上げ幅の縮小です。詳しくは、【FOMC(2023年2月)】0.25ptに利上げ幅縮小!結果と株式市場への影響を解説をご覧ください。

(2023年2月1日追記)FOMCの意味や株価への影響などをまとめた記事を公開しました!また、記事内では2023年のFOMCカレンダーも掲載しているので、今後の予定を知るのにとても便利です!
→ 詳しくは、FOMCとは?株価への影響をわかりやすく解説【2023年の日程・スケジュールも紹介】をご覧ください。

ニュースやSNSで「利上げ幅0.25pt※1への縮小」が予想されている2023年2月のFOMC※2について、注目ポイントと投資家の予想、日本時間のいつ結果が発表されるかなど、株初心者向けにわかりやすく解説します。

※1 メディアによっては、「pt(ポイント)」ではなく「%」や「bp(ベーシスポイント)」を使う場合もあります。「0.5pt」は「0.5%」や「50bp」と同じ意味です。
※2 FOMCとは、「Federal Open Market Committee」の略です。日本語では「連邦公開市場委員会」と言います。

この記事を読めば、2月FOMCへの理解が深まります。事前に知識を身に付けて、2月FOMCの結果発表を待ちましょう。FOMCは株式市場にも影響を与えるので、日経平均株価の動きも要チェックです!

【FOMC(2023年2月)】いつ発表?日程・日本時間など

まずは、2023年2月のFOMCがいつ開催されるのか、話し合いの結果がいつ発表されるのかを紹介します。

開催日 結果発表
2023年2月のFOMC 2023年1月31日、2月1日 2023年2月1日14:15ごろ
(日本時間2023年2月2日4:00ごろ)

上の表にあるとおり、「日本時間の2023年2月2日4:00ごろ」に、FOMCで決定された金融政策の声明文が発表されます。金融政策の内容次第では、株式市場に大きな影響が及ぶため、世界中の投資家が注目しているのです。

午前4:00に起きてリアルタイムでチェックするのは大変ですが、日本経済新聞やロイター、ブルームバーグなどのニュースサイトに声明文がアップされるので、朝起きてからチェックすれば東京市場の前場(9:00~)に十分間に合います。

真夜中に起きてチェックしないとだめかと思いました!

指さしまゆ

指さしひっきー

朝起きてからニュースサイトで読めば十分です!私も朝にチェックしています!

【FOMC(2023年2月)】プロの注目ポイント・予想

次に、2023年2月のFOMCでの注目ポイントと、その理由を解説します。今回の2月FOMCでプロが注目するのは、次のポイントです。

利上げ幅が0.25ptとなるか

12月FOMCでは0.5ptの利上げとなりましたが、2月FOMCでは0.25ptの利上げを予想する投資家が多いようです。この理由として、アメリカの経済指標で景気減速を示すものが相次いでいることが挙げられます。

また、ここ数日の間に連銀総裁※3たちが0.25ptの利上げを示唆する発言をしており、利上げ幅縮小に向けた期待が高まっている状態です。そのため、現在の株式市場では「0.25ptの利上げを織り込んだ状態」と言えます。万が一0.5ptの利上げとなると、株式市場にとってはネガティブサプライズとなり、株価が下落するでしょう。

※3 連銀総裁とは、「地区連邦準備銀行総裁」の略語です。アメリカでは、国内の大都市にある12の地区ごとの中央銀行で構成されており、それぞれの中央銀行のトップが「連銀総裁」と言われます。彼らはFOMCを構成するメンバーで、金融政策決定の投票権を持っています。

指さしひっきー

私も今回のFOMCでは「利上げ幅が0.25ptに引き下げられる」と予想しています!

いつ利下げに転換するか

利上げ幅縮小だけでなく、「利下げ転換の時期」にも注目が集まっています。なぜ時期が大切かというと、株式市場は常に未来を織り込んで動くからです。利下げに転換するとの期待が強くなれば、株式市場は上昇するでしょう。

それでは、FRBと投資家が利下げのタイミングをどう考えているかを見ていきましょう。両者の考えをまとめると、下の表のようになります。

FRB 投資家
2023年 据え置き 利下げ
2024年 利下げ

FRBは2024年に利下げすると考えているのに対し、投資家は2023年から利下げすると考えています。両者の意見が食い違っている理由は、「見ているもの」が違うからです。

FRB 投資家
見ているもの 過去 未来
考えていること 目標である「インフレ率2%」を達成するため、金利を据え置く必要がある 利上げによって景気が悪化しており、FRBはこれ以上の利上げはできないだろう

FRBは、金融政策をどうするかを判断する材料として、経済指標を使っています。特にFRBが重視しているCPIやPCEといった物価の指標は、過去の状態を表すものです。車の運転に例えると、常に「バックミラー」を見ながら運転していると言えます。

一方、投資家は株式投資で利益を得るために、未来を予想して動きます。もちろん予想のために経済指標は見ますが、それを踏まえて未来がどうなるかを考えているのです。車の運転に例えると、バックミラーを適度に確認しながら、常に前を向いて運転しています。

「見ているもの」の違いから、利下げタイミングに対する考え方も異なります。どちらが正しいかは、実際に利下げのタイミングが来ないとわかりません。そのタイミングを探るためにも、FOMCでの発言内容に注目すると良いでしょう。

指さしひっきー

私は「2023年中に利下げになる」可能性があると見ています!理由は、FRBの急速な利上げによって景気の減速が見えているためです。この状態で利上げを続けると、景気が大幅に悪化してしまうかもしれません。
アメリカは2024年に大統領選挙を控えており、選挙で不利にならないように景気を良くするため、利下げに動くのではないでしょうか。

12月のFOMCはいつ?利上げ幅はどうなる?プロの注目ポイント・予想を聞いてみたで学んだように、利下げは株価の上昇につながるので楽しみです!

指さしまゆ

【FOMC(2023年2月)】0.25ptに利上げ幅縮小!結果と株式市場への影響を解説

日本時間2023年2月2日4:00ごろ、2月FOMCの結果が発表されました。今回の結果をまとめると以下のようになります。

2月FOMCのポイント

  • 利上げ幅が「0.25pt」に縮小された
  • FRBは「インフレは幾分和らいだが依然として高水準だ」と考えており、あと2回ほどの利上げで金利がインフレ目標を達成するための適切な水準になると見ている
  • 予測どおりの経済見通しなら、年内の利下げは想定していない

今回のFOMCでは、市場の予想どおり利上げ幅が0.25ptに縮小されましたが、話し合いの内容がまとめられている議事要旨を見る限りは、利上げに積極的なタカ派的な姿勢が見られました。“景気が悪化しているのでFRBは年内に利下げに転じるだろう”と考えている市場とは反対の意見です。

しかし、FRBのパウエル議長の会見の中では、「経済見通しを3月FOMCで変えるかもしれない」という発言がありました。これは、“3月FOMCまでに発表される経済指標次第では、景気の悪化を認識し、金融政策を変更するかもしれない”という意味に聞こえます。つまり、FRBが公表している「あと2回ほどの利上げ」は取り消される可能性があるのです。

株式市場ではこれまで“5月FOMCを最後に利上げを停止する”と織り込んでいましたが、この見方が少し後退し、“3月FOMCを最後に利上げを停止する”との見方が強くなってきました。これを受け、NYダウは結果発表直後に急上昇しました。利上げ停止への期待感が高まっている様子がわかりますね。

NYダウの推移(1日間)>

NYダウの推移(1日間)

(出典:SBI証券

したがって、3月FOMCでの注目ポイントは「3月FOMCを最後に利上げを停止するか」となるでしょう。パウエル議長が経済見通しを変える可能性に言及している点、CPIやPCEといった経済指標でインフレ鈍化が表れている点、ISM製造業景気指数が3か月連続で50割れ※4している点などを踏まえると、市場が予想するように利上げ停止が近いかもしれませんね。

※4 ISM製造業景気数は「50」が基準になっています。50を下回ると、景気が悪化していると考えます。

最後に、3月FOMCの開催日程を整理しておきましょう。開催日程は3月21日・22日で、結果発表は3月22日14:15ごろです。日本時間では3月23日3:00ごろとなります。3月FOMCについても、結果が発表され次第、FOMCとは?株価への影響をわかりやすく解説【2023年の日程・スケジュールも紹介】で解説していく予定です。

まとめ

2月FOMCの日程や注目ポイントを解説しました。次のFOMCでは、「利上げ幅が0.25ptとなるか」や「利下げに関する発言があるか」に注目すると良いでしょう。利上げ幅について、予想どおり0.25ptであれば良いですが、0.5ptとなると株式市場にはネガティブなサプライズとなります。株価が下がる可能性があるので、注意が必要です。

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指さしまゆ

2023年の運用実績

運用報告ページ 資産評価額
2023年1月1週目 329,317円(▲0.2%
2023年1月2週目 336,182円(+1.9%
2023年1月3週目 343,747円(+4.2%
2023年1月4週目 353,102円(+7.0%
運用報告ページ 資産評価額(前週比)
2023年2月1週目 347,813円(+5.4%
2023年2月2週目 352,928円(+6.9%
2023年2月3週目 354,648円(+7.5%
2023年2月4週目 358,538円(+8.6%
運用報告ページ 資産評価額(前週比)
2023年3月1週目 397,342円+10.4%
2023年3月2週目 392,623円(+9.1%
2023年3月3週目 358,401円(▲0.4%
2023年3月4週目 356,637円(▲0.9%
2023年3月5週目 397,737円+2.0%

※ 30,000円入金したため、資産評価額が大きく増えています。前週比の増減は修正ディーツ法で計算しています。

運用報告ページ 資産評価額(前週比)
2023年4月1週目 397,737円(▲0.5%
2023年4月2週目 401,130円(+2.9%
2023年4月3週目 404,282円(+3.7%
2023年4月4週目 425,202円+1.2%

※ 30,000円入金したため、資産評価額が大きく増えています。前週比の増減はディーツ法で計算しています。

運用報告ページ 資産評価額(前週比)
2023年5月1週目 425,265円(+1.3%
2023年5月2週目 428,732円(+2.1%
2023年5月3週目 431,456円(+2.7%
2023年5月4週目 430,793円(+2.6%
運用報告ページ 資産評価額(前週比)
2023年6月1週目 442,047円(+2.6%
2023年6月2週目 459,087円(+3.9%

2022年の運用実績

運用報告ページ 資産評価額(前週比)
【2022年5月4週目】
はじめて株を買いました!
100,778円
運用報告ページ 資産評価額(前週比)
【2022年7月1週目】
景気後退懸念で株価下落・下方修正発表と大変な1週間でした
103,226円(▲3.9%
【2022年7月2週目】
はじめての損切り
136,676円+6.4%
【2022年7月3週目】
不動産テックの銘柄を購入!
137,788円(+7.2%
【2022年7月4週目】
セーフィーがすごいので買い増しをしました!
138,740円(+7.9%
【2022年7月5週目】
ゲンキーの最新決算を分析!
166,234円+3.9%

※ 30,000円入金したため、資産評価額が大きく増えています。前週比の増減は修正ディーツ法で計算しています。

運用報告ページ 資産評価額(前週比)
2022年12月1週目 287,760円(+2.8%
2022年12月2週目 287,715円(▲45円
2022年12月3週目 285,037円(▲2,678円
2022年12月4週目 274,282円(▲10,755円
2022年12月5週目 335,997円+11,715円

※ 30,000円入金したため、資産評価額が大きく増えています。前週比の増減はディーツ法で計算しています。

まゆ

この記事の執筆者

まゆ 

名古屋の新卒OLで、投資初心者です。「やさしい株のはじめ方」で株を勉強して、10万円を10年で1,000万円に増やせるか挑戦中!

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